麻薬取締法違反の罪で起訴されたミュージシャン、俳優のピエール瀧被告が4月4日、保釈された。東京地裁が同日、保釈を認め、瀧被告は保釈保証金400万円を納付した。
4日午後7時ごろ、スーツ姿で東京湾岸署の正面玄関に現れた瀧被告は、「この度、私ピエール瀧の反社会的な行為により、大変多くの皆様の方にご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、約30秒にわたり深く頭を下げた。
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瀧被告は3月12日ごろ、コカインを使用したとして、麻薬取締法違反の疑いで厚生労働省麻薬取締部に逮捕され、4月2日に起訴された。所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツは同日、瀧被告とのマネジメント契約を解除したと発表した。
朝日新聞デジタルによると、瀧被告は「20代の頃からコカインや大麻を使っていた」と容疑を認めているという。
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瀧被告の出演作『麻雀放浪記2020』、5日に公開へ
事件をめぐり、瀧被告が所属するテクノユニット、電気グルーヴのCD・音源が出荷・配信停止されたり、映画やドラマなど過去の出演作の販売が停止されるなど、自粛のムードも広がっている。
一方で、瀧被告が出演する『麻雀放浪記2020』は、予定通り明日(4月5日)にノーカットで劇場公開を迎える。
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配給会社の東映によると、製作委員会や社内で協議を重ねた結果、劇場公開の決断に踏み切ったという。
代表取締役社長の多田憲之氏は記者会見で、「完全な形で作品を提供するのが配給会社の責任であろうという思いで、ノーカットで配給することを決断しました」と説明している。