アートとカルチャー
2021年07月18日 14時19分 JST | 更新 2021年07月19日 13時05分 JST

小山田圭吾さんの“いじめ自慢”記事は「間違った行為」。ロッキング・オン・ジャパン編集長が謝罪【声明全文】

1994年1月号のインタビュー記事は「いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います」。山崎洋一郎編集長が謝罪

Huffpost Japan
問題となった記事が掲載された「ロッキング・オン・ジャパン」1994年1月号

小山田圭吾さんが「いじめ加害者」だったと告白した約27年前の記事に関して、音楽雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」編集長が7月18日に謝罪声明を発表した

東京オリンピック開会式で音楽を担当することが7月14日に発表された小山田さんは、「ロッキング・オン・ジャパン」1994年1月号のインタビュー記事などで、学生時代に「いじめ加害者」だったことを告白していた。SNSでこの記事の内容が拡散したことで、小山田さんは「開会式へ不快な印象を与えてしまうことを心から申し訳なく思います」と16日に謝罪していた

 

 【※以下の部分には、いじめの内容に関する記述があります。閲覧の際はご注意ください】

 

■「いじめ自慢」記事の内容は?

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問題となった「ロッキング・オン・ジャパン」1994年1月号のインタビュー記事

 「ロッキング・オン・ジャパン」のインタビューは、小山田さんが小沢健二さんとのユニット「フリッパーズ・ギター」を解散してから2年後の93年12月に掲載された。

問題となったのは計44ページの「小山田圭吾、生い立ちを語る20000字インタビュー」の中にある部分で1ページに満たない。小中学生時代の経験を振り返る中で、いじめ加害者だったことを自慢げに語るシーンがあった。

 

●でも、いじめてた方だって言ってったじゃん。

「うん、いじめてた。けっこう今考えるとほんとヒドいことをしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)だって、けっこうほんとキツいことしてたよ」

●やっちゃいけないことを。

「うん。もう人の道に反してること。だってもうほんとに全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。ウンコを喰わしたりさ。ウンコ喰わした上にバックドロップしたりさ」

●(大笑)いや、こないだカエルの死体云々っつってたけど「こんなもんじゃねぇだろうなあ」と俺は思ってたよ。

「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ。僕はアイディアを提供するだけでさ(笑)」

●アイディア提供して横で見てて、冷や汗かいて興奮だけ味わってるという?(笑)。

「そうそうそう!「こうやったら面白いんじゃないの?」って(笑)」

 

■27年前の記事ではあるが「いつまでも読まれ続けるもの」

この「ロッキング・オン・ジャパン」の記事を担当したインタビュアーは、当時から編集長を務めていた山崎洋一郎さんだった。山崎さんは18日に公式ブログを更新。

「インタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、その全ては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います」と振り返った。

27年前の記事ではあるが「いつまでも読まれ続けるもの」として「掲載責任者としての責任は、これからも問われ続け、それを引き受け続けなければならない」と考えているとした。

 その上で「傷つけてしまった被害者の方およびご家族の皆様、記事を目にされて不快な思いをされた方々に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

山崎さんの謝罪声明全文は以下の通り。

 

■ロッキング・オン・ジャパン94年1月号小山田圭吾インタビュー記事に関して

小山田圭吾氏が東京オリンピック・パラリンピックのクリエイティブチームの一員に選出されたことを受け、94年1月号のロッキング・オン・ジャパンに掲載されたインタビューで氏が話された中学時代のいじめエピソードが各方面で引用、議論されています。

その時のインタビュアーは私であり編集長も担当しておりました。そこでのインタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、その全ては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います。

27年前の記事ですが、それはいつまでも読まれ続けるものであり、掲載責任者としての責任は、これからも問われ続け、それを引き受け続けなければならないものと考えています。

傷つけてしまった被害者の方およびご家族の皆様、記事を目にされて不快な思いをされた方々に深くお詫び申し上げます。犯した過ちを今一度深く反省し、二度とこうした間違った判断を繰り返すことなく、健全なメディア活動を目指し努力して参ります。

ロッキング・オン・ジャパン編集長 山崎洋一郎