佐々木朗希、史上最年少の20歳で完全試合を達成。「松川のおかげ」と捕手への感謝を伝える

千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が4月10日、対オリックス・バファローズ戦で、完全試合を成し遂げた。

20歳での達成は史上最年少で、完全試合は1994年5月18日の元巨人・槙原寛己さん以来、28年ぶりとなる。

さらに、佐々木選手はこの試合で13人連続三振の日本新記録と、日本タイ記録となる19個の三振を奪い、記録づくめの試合になった。

ルーキー捕手を讃える

この日、自己最速タイの164キロも2回記録した佐々木投手の球に、バファローズの選手たちは手も足も出なかった。

球界を代表する打者である吉田正尚選手などのバットが次々と空を切る中、佐々木選手は5回終了時点で、13人連続奪三振の日本新記録を達成。64年ぶりに日本プロ野球の記録を塗り替えた。

6回表の先頭打者・紅林弘太郎選手がセンターフライだったため、連続三振記録は途切れたものの、その後も三振やゴロ、フライでアウトを取り続け、最終的に9回105球で、完全試合を成し遂げた。

20歳にして歴史を作った佐々木投手。試合後のインタビューで気持ちを聞かれ「最高です」とシンプルな答えの中にも喜びをにじませた。　

さらに、完全試合はいつ頃から意識していたのかという問いに、「正直あまり意識していなかった」と回答。

「打たれたらそれでいいかなと思って、最後まで松川を信じて投げました」と18歳のルーキー松川虎生捕手のリードを讃えた。

また、13人連続三振と19個の奪三振の記録についても、「松川がいいリードしてくれたので、要求に応えながら投げることができたかなと思います」と、2度にわたって松川選手への感謝を伝えた。