「お部屋を片付けたばかりなのに、いつの間にか散らかっている😨」
「朝は忙しくてインスタントになりがちだけど、本当は本格的なコーヒーを飲みたい😣」
そんな経験、ありませんか? コロナ禍収束の兆しが見えてきた今。おうち時間が減り、暮らしにかける時間も減った…という人は多いのでは? 「無理なく丁寧に、気持ちよく暮らす方法は?」調査結果をもとに、プロに聞きました。
約6割が「丁寧な暮らし」に憧れ
2023年4〜5月にUCC上島珈琲株式会社が展開するブランド「ドリップポッド」が実施した「丁寧な暮らしに関する実態調査」。
同調査によると「丁寧な暮らし」に「憧れている」(17.1%)「どちらかと言えば憧れている」(44.4%)と答えた人は約6割(61.5%)に。
性年代別にみると、20代男性が69.8%、30代女性が68.8%、20代女性66.2%の順に。特に20~30代は「丁寧な暮らし」への憧れが強いことがわかりました。
「丁寧な暮らし」実践者の4人に1人が諦め
「丁寧な暮らし」の実践について尋ねると、全体の約3割(30.6%)が「実践したことがある」という結果に。一方で、実践者の4人に1人以上(27.6%)が「丁寧な暮らし」をやめていることがわかりました。
やめた理由として多かったのは、「暮らしに掛けられるお金が減った」(39.4%)、「手間が負担・面倒になった」(38.1%)。そのほか、「暮らしに掛けられる時間が減った」(31.9%)、「精神的余裕がなくなった・疲れた」(31.3%)など、「丁寧な暮らし疲れ」を感じている回答も見られました。
「丁寧な暮らし」実践する理由は2つ
「丁寧な暮らし」をしている人に「実践する理由」を聞いたところ、「手間や時間をかけること自体」に充実感や幸せを感じている人は53.1%、「こだわった生活」に充実感や幸せを感じている人は46.9%に。
「過程である手間そのもの」に価値を感じている人、「結果として得られる気持ちの良い生活」に価値を感じている人が、約半数ずつに分かれていました。
丁寧な暮らしで実践していることを聞いたところ、1位は「食事はできるだけ手作りする」(61.3%)に。2位が「無添加・無農薬など体によい食べ物にこだわる」(46.3%)、3位が「コーヒーの種類や淹れ方にこだわる」(39.4%)と、飲食へのこだわりが上位3位を占めました。
手間をかけること自体にも楽しさがありますが、忙しい毎日を送る人にとっては難しいこと…。頼れる道具やサービスをうまく取り入れつつ、「等身大の丁寧な暮らし」を発信するエッセイスト・柳沢小実さんに、暮らしのコツやアイデアを聞いてみました。
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丁寧な暮らし、完璧を目指さなくてもOK
約6割の方が「丁寧な暮らしに憧れている」一方で、「ハードルが高そう」「完璧にやらなきゃ」と感じている人も多そうですね。私も以前はそうでした。でも、暮らしを整えることによって、「充足感や明日への活力を得ること」が一番大事なはず。完璧じゃなくてもいい。合理性や効率も重視してもいいんです。
まずはプレッシャーを感じず、自分が好きなもの、喜びを感じられるものから試してみてください。小さなことからで大丈夫です。
無理のない丁寧な暮らし、5つのアイデア
たとえば私は、こんなことを実践しています。
1.お花は1輪から
お花を飾る。それだけでも生活が素敵になります。たとえば、金曜日、仕事の後に1輪だけ買ってみる。「すぐに枯らしてしまうかも…」という人も、まずは週末だけ楽しむ気持ちで、気負わずに試してみてほしいです。
2.食事は「型」を決める
家でつくる食事は、和食中心の「定食スタイル」に。定食は主菜、副菜とパターン化されているので、献立に悩む時間を減らせます。手間や特別な材料が必要なエスニック料理などは、外で食べることにしています。
3.物は厳選して少しだけ持つ
片付けに関しては、ものを持つ量を少なめに保つように心がけています。持ち物が少なければ、「この木のお皿にオイルを塗っておこうかな」なんて余裕も生まれるはずです。消耗品は、同じ用途のものを複数持たない、化粧品は1個使い終わるまでは次の物を買わないと決めて、管理の手間を減らしています。
4.汚れやすい場所にハンディ掃除機を
掃除では、髪の毛が落ちやすい洗面所にハンディ掃除機を置いておいて、ゴミを見つけたらすぐ掃除します。消耗品の交換が必要なワイパー類は使いません。本格的な掃除は週末に30分と決めて、家族と分担してルーティン化しています。
5. 見栄のためにお金を使わない
見栄を張りたいだけの物や「これがあると格好いいよね」ということには徹底的にお金を使わない。「使用頻度」と「心の潤い」が満たされるものにはお金も手間もかけます。私の場合は、寝具、趣味のアウトドア用の車、器ですね。
特に器は「心の潤い」。ずっと集めていて、所持する数も決めていません。お菓子用の小皿だけで50枚ほど。コーヒータイムも大切にしていて、マグカップだけで15個くらい、他のカップも数えきれないほどですね(笑)。
1杯のコーヒーで、幸せに
私にとって、コーヒータイムは大切な「区切り」と「自分に戻れる時間」。執筆していて煮詰まったときに、「お疲れ様」と自分を労ってあげるために、カップとおやつに合うお皿を選んでいく。コーヒーはリフレッシュできて、飲んだあとはすっきりした頭で仕事に戻れます。
とはいえ、私はコーヒーを「淹れる過程」にはそこまでこだわりがなくて(笑)。これまでは、夫に淹れてもらうことが多かったんです。でも、そうすると飲みたいタイミングで好きな種類の豆を飲めなかったり…。小さなジレンマがありました。
最近のコーヒータイムは、平日は「ドリップポッド」というカプセル式のドリップコーヒーで楽しんでいます。好きなフレーバーや濃さを選んで、60秒ほど待つだけ。忙しい朝や、仕事中にもコーヒーを飲めるようになりました。休日は取り寄せた豆をゆっくりハンドドリップ、というように使い分けています。
これから生活を見直したい人も、「1杯のコーヒーで、こんなに幸せになれるんだな」と気づけたら、次の一歩が見えてくるかもしれません。「暮らし」はすごくパーソナルなこと。人にどう見られるかではなく、自分が本当に満足できることを探していったら、幸福度も上がっていくと思います。
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暮らしの質を高めるには「手間」が必要だと思われがちですが、アイテムやサービスをうまく取り入れることも1つの方法。これからは、「コスパ」や「タイパ」と同じように、「暮らパ(=暮らしのパフォーマンス)」を意識してみるのもいいかもしれません。
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