サッカー女子ワールドカップで優勝したスペインのホルヘ・ビルダ監督が、決勝の試合で女性スタッフの胸に触れているように見える動画がSNSで拡散され、批判の声にさらされている。
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問題の出来事が起きたのは8月20日にオーストラリア・シドニーで行われた決勝で、スペインのオルガ・カルモナ選手がゴールを決めた後だ。このゴールが試合で唯一の得点となり、スペインはイングランドに勝利して優勝した。
この時の様子を捉えた動画では、3人のスタッフをハグして喜んだビルダ監督がフィールドの方を向いた時に、一番左にいた女性スタッフの胸を手で触っているように見える。
この件に関してスペインサッカー連盟は現時点でコメントを出しておらず、監督の行動が意図的なものだったかは不明だ。
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ワールドカップ初優勝という快挙を成し遂げたスペイン代表を巡っては、サッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が、ジェニファー・エルモソ選手の唇にキスしたことも物議を醸している。
ルビアレス会長は当初、自分の行為を「大したことではない」「愚かな発言は無視すべき」としていたが、21日にスペインのミケル・イセタ文化・スポーツ相に「容認できない行為」と批判された後に謝罪した。
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しかし、スペインのペドロ・サンチェス首相は22日、「ルビアレス氏の行為は許されないものであり、謝罪は不十分で不適切。もっと説明しなければならない」と述べ、ルビアレス会長の責任を追及した。
また、スペインの女子サッカー選手組合FUTPROは23日、ルビアレス会長の行為は罰せられるべきだとする声明を発表した。
声明の中でエルモソ選手は、FUTPROと自身の代理人が「私の利益を守り、代弁者となる」とコメントしている。
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