新天皇の即位とともに、令和の時代の幕が開けた。
各地で令和初日の御朱印を求める列ができた5月1日、東京都渋谷区の明治神宮でも一時的に「10時間待ち」となった。
明治神宮では、連休中の御朱印の受付は午前9時から午後5時までとなっているが、1日は午前6時半から受付を開始した。
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明治神宮の広報担当者によると、平成が始まった31年前は「御朱印にこれほど人が並んだという話は聞いていない」という。
「予想以上の人気。初めてのことで対応しきれず、お断りした方もいた」といい、午後6時10分の閉門に間に合うように午後1時半には御朱印の受付を終了した。
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メルカリでは10倍以上で転売
一方で、これほど並んで手に入れたはずの御朱印が、既にフリマアプリ「メルカリ」などに出品されている。
明治神宮の御朱印の初穂料は500円だが、御朱印帳とともに5万円という値段がついているものも。伊勢神宮や大阪城、岐阜城、二条城などのものもあり、既に買い手が付いた商品もある。
8888円で取引された明治神宮の御朱印には、「6時間並んでようやく頂きました。もう手に入らない一品です。 早い者勝ちです」などの説明がある。
御朱印は、お札やお守りと違って霊力があるものではない。広報担当者は「参拝の証としてもらうものであって、本来はお参りをしなくては意味がありません。ブームの影響もあるのか、御朱印そのものが目的になっているのはおかしな話です」と話す。
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転売については「即日出品されていて転売目的としか思えず、非常に残念です」と語った。