スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんがアメリカの雑誌『TIME』が選ぶ「今年の人」に選ばれたことについて、トランプ大統領が12月12日、自身のTwitterでトゥーンベリさんを批判した。
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トランプ氏は、「今年の人」に選ばれたトゥーンベリさんを祝福する投稿を引用する形で彼女を批判。
「本当にばかげている。グレタはアンガーマネジメントをしてから、友人と懐かしの映画でも見に行くべきだ!落ち着けよグレタ、落ち着け!」と皮肉交じりにコメントした。
この“口撃”が行われた直後、トゥーンベリさんは自身のTwitterのアカウントのプロフィール欄の紹介文を「アンガーマネジメントに取り組むティーンエージャー。今は落ち着いて、友達と懐かしの映画を見ている」と変更。
トランプ氏の批判に対し、こちらも皮肉を交えて切り返した。
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トゥーンベリさん9月に国連気候行動サミットで演説した際、大人たちが温暖化に取り組んでいないことを訴え、「How dare you!(よくもまぁそんなことができる!)」と怒りをあらわにしていた。
トランプ氏がTwitterで言及した“アンガーマネジメント”(怒りの感情と上手に付き合うための心理教育)は、当時のことを受けたものとみられる。
毎日新聞によれば、トゥーンベリさんは10日、ブラジルのボルソナロ大統領に「ピラリャ(ポルトガル語で『ガキ』の意)」と批判された際にも、Twitterのプロフィール紹介欄を自ら「ピラリャ」と変更していた。
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トゥーンベリさんは、スペイン・マドリードで13日まで開かれている気候変動などの問題などを話し合う国際会議『COP25』でデモ活動に参加していた。