「食料品は不足していません!」新型コロナのデマ情報受け、農林水産省が落ち着いた購買行動を呼びかける

「米、カップ麺、冷凍食品などは通常通りの生産・供給を行っています」とした。
おにぎりのイメージ写真
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gyro via Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大で「トイレットペーパーが品薄になる」などと誤った情報がSNSなどで拡散していることを受け、農林水産省は3月2日、米屋そのほかの食料品について、落ち着いた購買行動をするようTwitterで呼びかけた

農林水産省はTwitterで、「食料品は不足していません!」と題して、「米、カップ麺、冷凍食品などは通常通りの生産・供給を行っています。製品在庫も十分にありますので、需要を満たす十分な供給量・在庫を確保しています」とした。

その上で、「安心して落ち着いた行動をお願いします」と呼びかけた。

ツイートの中で言及されていたお米だが、全国米穀販売事業共済協同組合は3月2日、「国産米の在庫、供給力は十分にあり、皆様方がお米を買えなくなることはありません」と書面で発表した。

また、農林水産省は公式サイト「食品そのものにより、新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません」として、3月4日時点での食品を介した感染はないとしている。

消費者へのお知らせ
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「首都圏などの一部店舗では、先週末、精米商品が陳列棚からなくなってしまうような状況が生じ、皆様方にご心配をおかけし、申し訳ございませんでした」と2月28日から3月1日の週末にかけて、品薄となったことを陳謝した。

その上で、その理由については、「週末にお買い上げいただいた数量が先週までを大きく上回り、一時的に商品の供給が間に合わなくなったためです。現在、皆様方の御要望に応えるべく、精米工場はフル稼働しており、原料米の 供給、精米商品の物流にもまったく問題はございません」と改めて説明した。

様々なデマ情報がネット上で流れる中、国が正しい情報を発信した。

情報が錯綜する中、国や関係機関などがは発表する正しい情報に基づいた適切な行動が求められる。

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