「医療的緊急事態宣言」東京都医師会が発令。医療的には“かなり厳しい切迫した状況”

都医師会は「病院全体のスタッフがマスクや手袋など防護対応する必要があるのに、そういうものが感染症病棟でも不足している。1カ月持つか持たないか、という状況だ」と訴えています。
記者団の質問に答える東京都の小池百合子知事(4月6日)
記者団の質問に答える東京都の小池百合子知事(4月6日)
時事通信社

東京都の小池百合子知事は4月6日にライブ配信された動画の中で、6日午後6時時点で新たに83人の新型コロナウイルス陽性が確認されたと公表した。

また、都医師会が「医療的緊急事態宣言」を発令したことも報告。7日から、入院中の軽症者を順次、ホテルなどの宿泊施設に移動させる方針という。

ライブ配信は、小池知事がほぼ毎日午後6時45分から行い、日々の新型コロナウイルスの感染状況などを伝えている。

この日ゲストとして出演した都医師会の尾崎治夫会長は、東京都の新型コロナウイルスの感染者数が4月4、5両日とも100人を超えたことに言及。「3桁になったらかなり危機的な状況だと思っていた。国がなかなか緊急事態宣言を出してくれないこともあり、医療的にはかなり厳しい切迫した状況だということで今日出した」と語った。

また、軽症者の宿泊施設での療養について、尾崎会長は「スタッフは非感染者なので、ゾーニングをはっきりとしていかなくてはいけない」と語った。感染症専門家からアドバイスをもらい、最初は専門家に現場に入ってもらうという。尾崎会長は「ここ1、2週間の体制は整っている」と強調した。

一方、新型コロナウイルス感染症とは別の病気や怪我で入院していた患者の感染から院内感染が広がっている状況についてもこう訴えた。

「病院全体のスタッフがマスクや手袋など防護対応する必要があるのに、そういうものが感染症病棟でも不足している。1カ月持つか持たないか、という状況だ。緊急事態宣言が出たら、医療従事者にに防御具を積極的に流せる仕組みを作って欲しい」

安倍晋三首相も4月7日にも緊急事態宣言を発出すると表明している

東京都は午後9時から新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、その後、小池知事が記者会見で緊急事態宣言が発令された場合の都の対応について説明する。

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