コロナシフト
2020年09月16日 15時13分 JST

「外耳炎」のリスク、在宅ワークで高まる?対策を専門医に聞いてみた

イヤホンを長時間つけて「外耳炎」を発症したという訴えが、ネット上で相次いでいる。コロナ禍の在宅ワークが広がる中、予防のポイントは?専門医に聞きました。

Phongsak Meedaenphai / EyeEm via Getty Images
イヤホンを使用する人(イメージ写真)

コロナ禍で在宅ワークをする人が増える中、オンライン会議などでイヤホンを長時間使用し、外耳炎を発症したという訴えがネット上で相次いでいる。予防法は?耳鼻咽喉科の専門医に聞いた。

 

■どんな症状?

一般社団法人「日本耳鼻咽喉科学会」の公式サイトによると、「外耳炎(がいじえん)」とは、鼓膜の手前にある「外耳」の炎症のこと。不潔な耳かきや指の爪などで耳の中をかいて傷を作った場合、傷に細菌が入り、炎症を起こすという。

牧の原なのはな耳鼻咽喉科」(千葉県)の増野聡院長によると、外耳炎を発症すると、耳の痛みやかゆみの症状があり、局所に細菌が入ってひどく腫れた場合は耳が聞こえにくくなることもあるという。カビに感染(外耳道真菌症)し、外耳炎がより治りにくくなるケースもある。

外耳道真菌症を発症した場合は、「内服薬ではなく、局所に洗浄、消毒、抗真菌薬の塗布を繰り返します。 清潔にすることが重要です」(増野院長)

本人提供
「牧の原なのはな耳鼻咽喉科」の増野聡・院長

■「刺激」が原因に

ネット上では、「リモートワークで一日10時間イヤホンをつけていたら、外耳炎になった」「イヤホンを長時間つけていたら耳が痛くなった。耳鼻科で外耳炎と言われた」といった訴えが上がっている。

増野院長によると、イヤホンを長時間使用した場合、「耳の内部の皮膚に慢性的な刺激が加わり、炎症を起こす可能性がある」という。

 

■対策は?

イヤホン使用による外耳炎の発症を、どう予防したら良いのか?

増野院長は「物理的な刺激を避けることが最も重要」として、イヤホンを長時間つけない▽スピーカーを使用する▽イヤホンの代わりにヘッドホンを使用するーーといったことを推奨している。

在宅ワークでオンライン会議などの機会が増え、イヤホンの使用時間が長くなっている人は、特にこれらのポイントを気をつけたい。