カマラ・ハリス氏、女の子たちに力強いメッセージ。「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません」

アメリカ初の女性副大統領の座につく見通しとなったカマラ・ハリス氏。ガラスの天井を打ち破った彼女が、女性たちにメッセージを送りました。
カマラ・ハリス氏
カマラ・ハリス氏
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2020年のアメリカ大統領選で民主党のジョー・バイデン氏が勝利を確実にし、アメリカで初となる女性副大統領の座につく見通しとなったカマラ・ハリス氏が、現地時間11月7日夜に勝利演説をした。

その中でハリス氏は「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません」と断言した上で、その理由を「今夜、この瞬間を見ているすべての小さな女の子たちは、ここが可能性に満ちた国であることを知ったからです」と力強いメッセージを送った。

ハリス氏の母親はインドから、父親はジャマイカからアメリカに来た移民で、アジア系と黒人のルーツを持つ。アメリカ社会の多様性を体現するかのような存在だ。

女性副大統領が誕生するのは、アメリカ史上初めて。厚い「ガラスの天井」がついに打ち破られることとなった。

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ハリス氏は演説で、母シャマラさんに言及。「19歳の彼女がインドからこの国に来たとき、この瞬間をまったく想像していなかったかもしれませんが、彼女はこのような瞬間が現実となることが可能だと深く信じていました」と述べ、すべての女性たち、女の子たちに向けて、メッセージを送った。

「私は、彼女(母シャマラさん)と、すべての世代の女性たちに思いをめぐらせています。黒人、アジア人、白人、ラティーナ、ネイティブアメリカンの女性たち...。今夜、この瞬間への道が開かれました。すべての人の平等と自由と正義のために戦い、多くのことを犠牲にしてきた女性たちのための道が」

「参政権のために女性たちは戦いつづけ、100年前に合衆国憲法修正第19条が成立、55年前には投票権法が成立しました。そして2020年、新たな世代の女性たちは、投票して自分たちの意志を表明するという基本的な権利のために戦い続け、一票を投じました。今夜、私は彼女たちの闘いを振り返ります」

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「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません。今夜、この瞬間を見ているすべての小さな女の子たちは、ここが可能性に満ちた国であることを知ったからです。そしてこの国は、ジェンダーに関係なく、すべての子どもたちに明確なメッセージを送りました。野心をもって(大志を抱いて)夢をみる。信念をもって前に進む。例え社会がまだ見ぬ姿であっても、他の人がどう思うかということに関係なく、自分自身を見つめつづけてください。私たちはそのステップを踏むあなたを応援します」

「そして、私はあなたが誰に投票したかに関係なく、すべてのアメリカ国民のための副大統領になるよう努めます」

大統領選でバイデン氏の勝利により、アメリカ初の女性副大統領となるカマラ・ハリス氏。

「私はアメリカ初の女性副大統領かもしれない、けれど私で最後ではありません」 pic.twitter.com/0lXDdSjUBA

— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) November 8, 2020
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混戦の末、バイデン氏が勝利を確実にしたアメリカ大統領選。敗北したトランプ氏ですが、前回より多い7000万以上の票を得るという結果になりました。これが意味することは? 選挙が終わってもアメリカ社会の「分断」は残り続けるのか?

#ハフライブ では、日本から大統領選に在外投票したモーリー・ロバートソンさんらを迎え、「トランプ支持者の“心の中“と分断社会のこれから」をテーマに議論しました。(生配信日:2020年11月5日)

番組アーカイブはこちら⇨https://youtu.be/iqjG-xll4j8

2020年に幕を閉じた安倍政権の看板の一つは「女性活躍」だった。しかし現在の菅義偉新内閣20人のうち女性はわずか2人。これは国会の男女比そのままだ。2021年には、菅政権下で初めての衆院選挙が行われる見通しだ。候補者の人数を男女均等にする努力を政党に義務付ける「候補者男女均等法」制定から初めての総選挙。政治の現場のジェンダーギャップは、どうすれば埋めることができるのだろうか。

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