人気漫画『はたらく細胞』の新型コロナウイルス編・感染予防編が無料配信。厚労省と共同制作

『はたらく細胞』は、人間の体内を舞台とし、ケガなどをした時の体内細胞の動きを擬人化して描いた人気漫画だ。

人気漫画『はたらく細胞』(作・清水茜さん)の「新型コロナウイルス編」と「感染予防編」のムービングコミック(音声や効果音入り)の無料配信が、4月28日から始まった

講談社と厚生労働省の共同企画で、JICA(国際協力機構)の協力で、英語やヒンディー語に翻訳され、世界に配信される。

『はたらく細胞』とは?

『はたらく細胞』とは、人間の体内を舞台とし、ケガなどをした時の体内細胞の動きを擬人化して描いた漫画で、2月に発売された6巻で最終巻を迎えた。

世界でも人気を誇っており、コミックは欧米やアジアなど世界16の国や地域で出版され、アニメは約130の国や地域で配信されている。

「新型コロナウイルス編」「感染予防編」どんな内容?

約14分の「新型コロナウイルス編」は、新型コロナウイルスに感染したとき、体内では何が起こっているのか、白血球、赤血球など細胞の動きを描き、感染症のメカニズムの正しい理解につながる内容になっているという。

「新型コロナウイルス編」
「新型コロナウイルス編」
(c)清水茜/講談社

また、約6分の「感染予防編」は、感染予防にマスクの着用や手洗い、三密の回避が大切とされる理由を、細胞たちの視点から伝えるストーリーだ。

「感染予防編」
「感染予防編」
(c)清水茜・かいれめく/講談社

ムービングコミックの医療監修を担当した、国立国際医療研究センターの忽那賢志さんは、「新型コロナウイルス感染症はまさに100年に一度の災害ですが、100年前のスペインかぜのときと異なり、私達はメディアを通じて感染対策のための正しい情報を知ることができます。『はたらく細胞』という日本が誇る漫画を通じて、世界中の方が感染予防に関する正しい情報に触れていただけることを願っております」とコメントしている。

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