Twitterが認証バッジのリクエスト受付を再開。誰が申請できる?

Twitter アプリやウェブ版のアカウント設定・認証リクエストから申請できます。
Engadget日本版

Twitter が認証リクエストの受付を再開しました。Twitter アプリやウェブ版のアカウント設定・認証リクエストから申請できます。

Twitter の認証は、政府機関や企業・組織のブランドや著名人らのアカウントに対して、発言者が本物であるかを示すもの。発言内容がTwitter社のお墨付きというわけではなく、なりすましではない本人または公式であることを確認済みという意味です。

認証済みアカウントは名前の後ろに青いチェックマーク☑のなるとのような認証バッジがつくほか、認証ユーザーのみの機能が使えるようになったり、認証ユーザーだけが対象のフィルタに掛かるようになるといった違いがあります。

以前はTwitter側がいつの間にか認証するものでしたが、2017年にはユーザーからの申請に基づく認証手続きを開始。しかしSNS上でのヘイトスピーチや嫌がらせ、脅迫や暴力の煽動といった問題に注目が集まるにつれ、そうした発言を繰り返すアカウントに対しても「認証済」を与えて特別扱いするのはいかがなものか、Twitterが権威を与えているのではないかとの批判があり、認証プロセス自体の見直しを進めていました。

2021年にようやく受付を再開したものの、申請の殺到により一時停止。今度はいつになることかと思えば、一週間足らずで再び申請できるようになりました。

誰でも申請はできるものの、対象としては信頼性(発言内容ではなく当人かどうか)・著名性を満たし、かつアカウントがアクティブである必要があります。

認証の基準は、俳優やパフォーマーであればIMDBで5作品以上にクレジットされている、ジャーナリストであれば報道機関の要件を満たす組織に所属しているまたは署名記事を載せている等々、以前よりは分かりやすくなりました。

Twitterだけで活動しているインフルエンサーや有識者など、企業公式サイトからのリンクや作品クレジット等がない場合でも、フォロワー数やTwitter内で言及される会話量、注目度、Wikipedia記事の著名性基準をクリアしている等で認証される場合があります。

リクエストが通らなかった場合の再挑戦は30日に一回。ただし却下された場合でもTwitter側から個別の理由や基準は示されないため、認証ポリシーを自力で確認するしかありません。

また著名性の基準を満たし本人確認ができても、過去12か月のあいだにヘイトスピーチ禁止などTwitterポリシーへの違反で凍結などの処分を受けていた場合は自動で却下。凍結されても異議申し立てが通って復活していれば大丈夫です。

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