東京オリンピックの開閉会式でショーディレクターを務めるコメディアンの小林賢太郎さんが解任された。
小林さんがお笑いコンビ「ラーメンズ」時代に、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を扱ったコントとみられる動画がSNSなどで拡散し、問題になっていた。
人権団体も抗議
アメリカのユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は7月21日、小林賢太郎さんのコントに対し、抗議声明を発表。
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声明では、「日本のメディア報道」の情報とし、小林さんがコントの中でユダヤ人大量惨殺(ホロコースト)に関して、悪意のある「反ユダヤ主義」なジョークを言ったとしている。
同団体のエイブラハム・クーパーさんは、「どんなに創造的であるとしても、ナチスの虐殺の犠牲者を嘲笑う権利は誰にもありません」として、小林さんを批判した。
19日には楽曲担当の小山田圭吾さんが辞任
五輪の開会式が23日に迫る中、19日には、楽曲担当だったミュージシャンの小山田圭吾さんが過去に「いじめ加害者」だったことが明らかになり辞任。3月にも、開閉会式のクリエイティブディレクターを務める予定だった佐々木宏さんが、タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱する企画を提案していたことで辞任するなど、これまでも問題が相次いでいる。
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【UPDATE 2021/7/22 12:00】
小林賢太郎さんの解任が組織委より発表されたため、内容をアップデートしました。