ドカベン作者・水島新司さん死去。「どれほどの人に影響を与えたのでしょう」漫画界からも悼む声

『ドカベン』『あぶさん』『野球狂の詩』など、野球漫画の第一人者と知られる漫画家・水島新司さんが82歳で死去。『はじめの一歩』の森川ジョージさんなどが追悼のメッセージを送った。
紫綬褒章を受け会見を開いた水島新司さん(2009年10月6日)
紫綬褒章を受け会見を開いた水島新司さん(2009年10月6日)
時事通信社

『ドカベン』『あぶさん』『野球狂の詩』など、野球漫画の第一人者と知られる漫画家・水島新司(みずしま・しんじ)さんが1月10日、肺炎で死去した。82歳だった。朝日新聞デジタルなど報道各社が報じている。

水島さんの訃報を受け、SNS上では多くの著名人が反応。漫画家からも追悼のメッセージが送られている。

森川ジョージさん「どれほどの人に影響を与えたのでしょうね」

160キロの豪速球、老いてなお現役、僕らが小学生だった頃夢として描かれていたことが次々と現実になりました。
どれほどの人に影響を与えたのでしょうね。
凄い作家、としか形容できません。
ご冥福を御祈りします。 https://t.co/hvoD4Wmjtj

— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) January 17, 2022

水島新司先生、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/aBu9Hoz126

— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) January 17, 2022

ボクシングを題材にした人気漫画『はじめの一歩』などで知られる森川ジョージさん。「160キロの豪速球、老いてなお現役、僕らが小学生だった頃夢として描かれていたことが次々と現実になりました」とつづり、「どれほどの人に影響を与えたのでしょうね。凄い作家、としか形容できません。ご冥福を御祈りします」と追悼した。

水島さんは、『はじめの一歩』が2012年に「少年マガジン2013年1号」(講談社)で連載1000回を達成した際に、同誌の記念号にイラスト入りのコメントを寄せた。森川さんはその写真も投稿し、「水島新司先生、本当にありがとうございました」と感謝の言葉もつづった。

椎名高志さん「小学生の限られたおこづかいで単行本めっちゃ買った」

野球とかそんなに好きじゃないのに『男どアホウ甲子園』が好きで、小学生の限られたおこづかいで単行本めっちゃ買った。池畑くんが大好きで、剛球仮面が出てきたときの興奮は忘れられない。あと「美少女」こと、ちあきちゃんに超萌えた。お疲れ様でした。

— 椎名高志@『~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』第1巻1/18ごろ発売 (@Takashi_Shiina) January 17, 2022

池畑くんはライバルの甲子園とは正反対のアンダースローの変化球投手。敗北のあと姿を消したのち、別の学校で仮面をかぶった謎の剛球投手が登場する。本名は不明で、場内アナウンスも「ピッチャー・仮面くん」(笑)。

— 椎名高志@『~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』第1巻1/18ごろ発売 (@Takashi_Shiina) January 17, 2022

「行くでえ、豆タン!」「はいな、あんさん!」は気合いをいれるときのかけ声として、今もときどき内心つぶやいているなあ。

— 椎名高志@『~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』第1巻1/18ごろ発売 (@Takashi_Shiina) January 17, 2022

『絶対可憐チルドレン』などで知られる漫画家の椎名高志さんは、水島さんの『男どアホウ甲子園』に関する思い出をツイートした。

「小学生の限られたおこづかいで単行本めっちゃ買った」といい、好きなキャラクターの思い出を懐古。「行くでえ、豆タン!」や「はいな、あんさん!」など、同作に登場するセリフについて、「今もときどき内心つぶやいているなあ」と、その影響を振り返った。

江口寿史さん「千葉パイレーツは東京メッツへのオマージュでした」

『ストップ!! ひばりくん!』、『すすめ!!パイレーツ』などで知られる漫画家でイラストレーターの江口寿史さんは水島さんの訃報のニュースを引用RTして反応。

江口さん作の野球漫画『すすめ!!パイレーツ』に登場する架空のプロ野球チーム「千葉パイレーツ」は、『野球狂の詩』に登場する東京メッツへのオマージュだという秘話を明かした。

千葉パイレーツは東京メッツへのオマージュでした。ご冥福をお祈りします。 https://t.co/xmx6qvBnva

— 江口寿史 (@Eguchinn) January 17, 2022

幅広い世代に愛された漫画家。2020年12月に漫画家引退の意向

水島新司さんは1939年新潟県生まれ。野球を題材にした漫画を多数発表した。

1972年から「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載していた『ドカベン』は2018年6月に全シリーズが終了。46年の歴史に幕を閉じた。

また、1973年から41年「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載していた『あぶさん』は2014年に最終回を迎えた。

2005年には紫綬褒章、2014年には旭日小綬章を受章するなど、国民的に知られる漫画家の一人だった。野球関係者にもファンが多く、プロから子どもたちまで幅広い世代に愛された。

2020年12月1日には所属事務所を通して漫画家の引退の意向を示していた

人気野球漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武(かげうら・やすたけ)の引退セレモニーであいさつした水島新司さん(2009年10月6日撮影)
人気野球漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武(かげうら・やすたけ)の引退セレモニーであいさつした水島新司さん(2009年10月6日撮影)
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人気野球漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武(かげうら・やすたけ)の引退セレモニーであいさつした水島新司さん(2009年10月6日撮影)
人気野球漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武(かげうら・やすたけ)の引退セレモニーであいさつした水島新司さん(2009年10月6日撮影)
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