モルカーにNetflixフランス版が困惑「???????」⇒「言語に頼らない」アニメのすごさに感心する人が続出

大ブームとなった「モルカー」をめぐる海外の反応は? モルカーの可愛さとユーモアのきいた社会風刺は、日本以外の国にも伝わったようです。
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2021年1月から放送され、大ブームとなったストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー」(テレビ東京系列)。

同年3月からNetflixでの世界同時配信が始まっていましたが、1年以上が経ったこの4月、Netflixのフランス版Twitterアカウントが本作の動画を投稿し、注目を集めています。

モルカーの可愛さとユーモアのきいた社会風刺は、日本以外の国にも伝わったようです。

10万をこえる「いいね」。「出勤前に見たい」「シーズン2の配信を」と反響

Netflixフランス版のTwitterは、モルカーの第1話「渋滞は誰のせい?」の動画を丸ごと投稿。「?」をTwitterの文字数の限界ギリギリまで連ね、かなり困惑した様子です。

モルカーでは、タイトルや劇中に登場する看板などは日本語で記されていますが、基本的にはセリフがありません。モルカーたちの仕草や表情で物語が進み、使われているのは「プイプイ」という可愛らしい鳴き声だけ。

この投稿には10万をこえる「いいね」がつき、フランス語や英語、日本語などの言語で多くのコメントが寄せられました。

フランス語や英語では、「なんだこれは?」「出勤前に見たい」「シーズン2の配信を待っています」などと反響が広がり、また、日本語では「モルカー人気がどんどん各国に広がっていく!」「最初見た時同じ反応だった」「翻訳されていないのにグローバルコンテンツとして成立しているの凄まじい」など、改めてモルカーに感心する人が続出しています。

反響を受け、同アカウントは日本語で「こんにちは日本」ともツイートしました。

「世界に出せるアニメーション作品を」

欧米だけではなく、台湾や韓国、香港でも話題を呼んだモルカー。

監督を務めた見里朝希さんは、これまでもストップモーションアニメ作品を手がけ、『あたしだけをみて』は韓国・ソウルで開催された「Indie-AniFest2016」アジア部門にて観客賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ているクリエイターです。

ダイヤモンド・シグナル」によると、見里さん自身もモルカーでは言葉に依存しないアニメーションを目指した」といい、「モルカーの世界は東京に近いモチーフで街をつくり、看板には日本語が存在しているのですが、それはあくまでサブの要素」で、「自分としては世界に出せるアニメーション作品を作りたいと思っていました」と語ってています。

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