心が苦しくなった時、大きな悲しみや不安を感じた時、私たちができる心のケアとは?

報道を目にして心が苦しくなった時、大きな悲しみや不安を感じた時、どうすればいい? NPO法人「あなたのいばしょ」など、いま私たちができる心のケアについて発信しています。
NPO法人 あなたのいばしょ
あなたのいばしょ
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報道を目にして心が苦しくなった時、大きな悲しみや不安を感じた時、どうすればいい?

24時間365日、誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口を運営するNPO法人「あなたのいばしょ」が、いま私たちができる心のケアについて発信しています。

不安な心を落ち着けるために、いますぐできることとして

・友達や家族と話す
・ゆっくり深呼吸する
・相談窓口を利用する

などを挙げ、SNSなどのニュースや情報の影響を受けやすいと感じている人に向けて、「ミュートワードを設定する」といった具体的な対処法も紹介しています。

また、人道医療支援に取り組む国際NGO「世界の医療団」は、連日報道されるウクライナ侵攻のニュースなどによって深い悲しみや不安を感じた時、私たちにできる心のケアについて発信しています。

精神科医の森川すいめいさんによるトラウマインフォームドケアの考え方をベースに「4つのR」で心のケアについて解説し、さらに次のような具体的なアドバイスが紹介されています。

こころが少しでも楽になるために

● できるだけ規則正しく生活してください
● 1日20分くらいの散歩をしてください
● 良く寝てください
● しっかりと食べてください
● 気分を変えるためにお酒や薬物の乱用は避けてください
● 深呼吸を忘れずに
● 自然の中を歩いてみてください
● ゆっくりお風呂に入ってください
● 良い香りを見つけてください
● マッサージを受けたり、自分でしたりしてみてください

※こころが楽になるための方法はたくさんありますので、ぜひご自身で探してみてください。

苦しむ人の助けになるために周りの人ができること

● できるだけ早く助けてください
● 助かるまで手厚く関わってください
● 具体的に必要なものがあれば、その支援をしてください
● 表出した行動に対して、怒ったり、排除したりしないでください
● 話したいことをよく聴いてください
● 話したくないことを無理に話させようとしないでください
● 解釈したり、分析したり、診断したりしないでください
● 良かれと思ってその人に嘘をつかないでください
● その人の意思を尊重し、その人が自分で選択できることを助けてください
● 対等であり、対話的であることが大切です
● 支援をする人が勝手に結論を出すことは避けてください
● 痛みを持つ友人や、仲間、家族と一緒に優しい時を過ごしてください
● 文化や、歴史、ジェンダーの問題を理解し、尊重してください