バレンシアガ「ボンデージ」のぬいぐるみを子どもに持たせた広告。児童虐待などと非難受けSNSで謝罪

「私たちは児童虐待を強く非難しており、私たちの物語にそれを含めることは決して意図していませんでした」

ファッションブランド「バレンシアガ」が2023年春夏の広告ビジュアルに、ボンデージ姿のぬいぐるみを持った幼い子どものモデルを登場させ、児童虐待であると物議を醸している。

その後、同ブランドは広告ビジュアルを取り下げ、11月28日にInstagramで「私たちは児童虐待を強く非難しており、私たちの物語にそれを含めることは決して意図していませんでした」などと声明を発表した。

児童虐待であると物議を醸したビジュアル

問題となったのはギフトコレクションの広告ビジュアルで、モデルの子どもにボンデージ姿のぬいぐるみを持たせた写真。BDSM(残虐なことを好む嗜虐的性向のこと)をモチーフとしていることから、児童虐待であると批判されていた。

Balenciaga files $25M suit against producers of controversial 'BDSM teddy bear' ad campaign https://t.co/Um8QXX1mfQ pic.twitter.com/zudAilf0eq

— New York Post (@nypost) November 25, 2022

これに対し同ブランドは「私たちはテディベアバッグのギフトコレクションに、子どもたちを登場させるべきではありませんでした。これは、バレンシアガの間違った選択でした」と謝罪した。

さらに、AFPによると別の広告ビジュアルでは、児童ポルノに関する米最高裁判所の判決の文書が紛れていると指摘する声もインターネット上で上がっているという。

バレンシアガの広告でモデルなどを務めるキム・カーダシアンさんは28日、自身のTwitterに「4児の母として、この不穏なイメージビジュアルに動揺しています。子どもたちの安全を第一に考えなければなりませんし、児童虐待を常態化させるようなことは、私たちの社会にはあってはならないことです」と投稿。現在、ブランドとの今後の関係について再検討しているという。  

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