「#もっと評価されるべき生き物」一番コメントが多かったのは、意外な生き物でした

環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが12月14日、Twitterで「 #もっと評価されるべき生き物」を募集。みんなの推し生き物への愛が尊いです。
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「皆さんが『この生き物はもっと評価されるべき!』と思う生き物と、評価ポイントを教えてください!」

環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが12月14日、Twitterで「 #もっと評価されるべき生き物」を募集しました。

12月20日時点で120件以上のコメントが寄せられており、みんなの“推し生き物”のことが知れる、楽しいツリーができ上がっています。

WoWキツネザルさんは、「ネガティブに面白くするような形で生物を紹介する発信も最近は多いけれど、『普通にすごい!と言ってほしい』と思っている人も結構いると思ったんです」とハッシュタグを始めたきっかけを教えてくれました。

「僕自身、もっと評価されるべき生き物をみんなから教えてもらいたかったし、みんなも自分の好きな生き物を発表し合える場所があったら嬉しいんじゃないかと思って投稿してみました」

環境系エンターテイナー のWoWキツネザルさん。絶滅危惧種のワオキツネザルに扮し、「エンターテイメントで地球を救う」をコンセプトに発信をしている
環境系エンターテイナー のWoWキツネザルさん。絶滅危惧種のワオキツネザルに扮し、「エンターテイメントで地球を救う」をコンセプトに発信をしている
WoWキツネザルさん提供

実際にどんな生物が推されていたのか。いくつかご紹介します。

※動物や虫の写真を掲載しています。

ニホンカモシカは「シカ」じゃないです!

日本の天然記念物に指定されている、日本固有種のニホンカモシカ。「シカ」とついていますが、実は牛の仲間です。

環境省は九州・四国地方と紀伊山地、鈴鹿山地のカモシカを「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定しています。

コメントには「冬毛がもふもふで、赤ちゃんが恐ろしいほど可愛い」「もっと知ってほしい。シカじゃないです!」などの声が寄せられています。

ニホンカモシカ=長野県山ノ内町、2016年1月撮影
ニホンカモシカ=長野県山ノ内町、2016年1月撮影
時事通信

森を育てるツキノワグマ

日本では本州と四国に生息するツキノワグマ。四国山地など5つの地域のツキノワグマは、環境省が「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定しています。

農作物や林業へ被害など人とのあつれきもありますが、食べた木の実の種をフンとして広範囲に運ぶなど、森の生態系において重要な役割を担っています。

「森を作り育ててくれる存在」「人と共存できる世界になってほしい」などのコメントが寄せられていました。

ツキノワグマの親子
ツキノワグマの親子
Glenn Asakawa via Getty Images

コウモリがいなくなったらヤバい?

実は哺乳類で唯一飛行能力を持っているコウモリ。地球上で分かっている哺乳類の4分の1を占めるほど多様な種がいるそうです。

日本の街中でよく見られるのは「アブラコウモリ」で、主に人の家に住むことから別名イエコウモリとも呼ばれています。

家に住み着くと糞などが問題になることもありますが、蚊などの虫をエサとして大量に食べることから、生態系の中で昆虫類の個体数を調節する重要な役割を担っています。

コメントにはこういった生態系への影響のほかにも「愛嬌のある顔立ちで可愛い」「超音波を使う、長生きなど色々とすごい」などの声が寄せられていました。

ナトゥージウス・アブラコウモリ
ナトゥージウス・アブラコウモリ
Tea Knapic / EyeEm via Getty Images

地球上でもっとも絶滅が近い脊椎動物…?

WoWキツネザルさんのもっと評価されるべきだと思う生き物は、やっぱりワオキツネザルをはじめとしたキツネザルたちだそうです。

マダガスカル全土に生息するキツネザルは100種類以上と言われており、「多様性がすごい生き物なんです」とWoWキツネザルさんは語ります。

「1種類のキツネザルがマダガスカルの島に上陸して広がったと言われています。例えばジェントルキツネザルは3種類いますが、それぞれエサとして食べる竹の部分が違うので、お互い生き残れるようになっているんです」

そんなマダガスカルのキツネザルたちは、9割以上が絶滅危惧種。地球上でもっとも絶滅が近い脊椎動物のグループの一つだとWoWキツネザルさんは言います。

ワオキツネザル
ワオキツネザル
Raimund Linke via Getty Images

もっと評価されるべき生き物、一番多かったのは…

#もっと評価されるべき生き物 のコメント欄で、一番多くの人が推していた生き物は「ゴキブリ」でした。

ゴキブリといえば家の中にいる「害虫」のイメージが強いかもしれません。しかしゴキブリは世界で約4600種、日本には約60種いる中、家にいるゴキブリは「クロゴキブリ」や「チャバネゴキブリ」などのほんの一部だそうです。

WoWキツネザルさんは、「ゴキブリは『分解者』として生態系に欠かせない存在です」と説明します。

「落ち葉や朽木、動物のフンなどを食べて分解し、土にかえして森を活性化させているんです。ペットとしても人気のマダガスカルゴキブリを触ったことがありますが、可愛かったですよ」

コメントでは、「ゴキブリのフォルムはロマンが溢れている」「意外と可愛い」「解像度が上がれば怖くなくなる」など、熱いコメントが集まっていました。

他にも同じゴキブリの仲間のシロアリやハイエナなど、イメージが良くないけれど生態系にとって欠かせない生き物たちを上げる声も多くみられました。

マダガスカルゴキブリ
マダガスカルゴキブリ
VW Pics via Getty Images

他にもたくさんの「もっと評価されるべき生き物」とその評価ポイントが寄せられていて、知らなかった生き物のすごいポイントや、身近な生き物だけれど知らなかった一面が垣間見えました。

WoWキツネザルさんは、ハッシュタグを通じて「『知る』の前に興味を持ってもらえたら嬉しいし、生き物へのリスペクトにつながったらいいなと思います」と話しました。

これからもみなさんが思う「#もっと評価されるべき生き物」とその評価ポイントが投稿されるのを楽しみにしています。

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