「生でしたいと言われても、妊娠せずドレス着たい」SHELLYさんが相談に直球回答。避妊の考え方が正論すぎた【2023年上半期回顧】

「(避妊薬を)男性が飲むのはイヤ。女性には飲ませる。不思議な話だよね」。【2023年上半期回顧】
SHELLYさん(撮影日=2017年08月30日)
SHELLYさん(撮影日=2017年08月30日)
時事通信社

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2023年上半期にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:3月2日)

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性的同意や避妊に関する著名人の発信は、度々話題になる。

タレントのSHELLYさんは2月21日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を行い、性的同意や避妊について自身の考えを語った。

SHELLYさんは以前からオンラインサロンやSNSなどを通して、性教育について情報発信をしている。

今回の動画では「まだ寒いからしぇりのお風呂場(トーク)であったまりましょ」と題し、視聴者からのコメントを読みながら、性の悩み相談を行った。

「どちらかが生でしたくない、であれば生で出来ません」

配信時間は1時間を超え、視聴者とフラットに意見を交換しながら、多くの悩みに応えた。

序盤では「自分の結婚式までは避妊したいんですけど、旦那は生でしたい、そのほうが気持ちいいと言ってきます。でも私は妊娠せずにドレス着たいので、頑なに断ってます!」というコメントが届いた。

そんな相談にSHELLYさんは「まず第一に性的同意があります」とピシャリ。

「全て各々が決めて、その時の当事者同士が全部OKの上でしか出来ない。どちらかが生でしたい、どちらかが生でしたくない、であれば生で出来ません」とハッキリ答えた。

ただ、避妊だけが唯一の目的なのであれば、コンドーム以外にも避妊をする方法があると他の選択肢も提示。その懸念点についても言及した。

「コンドーム以外の方法は、女性がしなければならないことが増える。薬を飲む、体に入れるなど、女性側が自分の体に変化を起こさなければいけない。結果的に男性が生でしたいということに、女性がやらなければならないことかというと、私はやる必要ないと思う」とアドバイスした。

これに対しコメント欄では「女性側の負担やリスクが増えますよね」「身体に負荷がかかるのは女性」「お互いの思いやりが大事」と共感の声が寄せられた。

また男性用の避妊薬の研究が進んでいることにも言及。

薬になった時点でいつも却下されており、男性用の避妊薬は副作用が酷いことが理由だと説明した上で、矛盾点を指摘した。

「その副作用っていうのは気持ち悪くなったり、イライラしたり、肌荒れが起きたり、体調悪くなったり、疲れやすくなったり、目眩がしたり...。全部(女性用の)ピルと同じ副作用が起きるんだけど、男性が飲むのはイヤ。女性には飲ませる。不思議な話だよね」と問題提起した。

「女性は妊娠という命のかかる自分の身へのリスクが高く、モラルや色々な問題があるから、何が何でも自分の体を守りたいという意思で飲むけど」と立場の違いにも焦点を当てた。

動画内では他に「ピルももっと安くなってほしい」という切実な悩みを拾うなど、妊娠や生理休暇、女性向けに販売された製品やサービスが男性向けのそれよりも高価な傾向にあることに批判が生じ、海外などで問題が指摘されているピンク税まで話題を広げた。

これから改善の余地がある現状について視聴者を巻き込み、会話を交えながら訴えた。

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