「ロック様」個人で数億円の寄付。ストライキ中の米映画俳優組合の基金に

ハリウッドにおける公平な賃金と労働条件の改善を求め、米映画俳優組合(SAG-AFTRA)は、7月13日からストライキを行なっている。
第75回アカデミー賞でのドウェイン・ジョンソン=2023年3月12日、アメリカ・ハリウッド
第75回アカデミー賞でのドウェイン・ジョンソン=2023年3月12日、アメリカ・ハリウッド
Gilbert Flores via Getty Images

「ロック様」が立ち上がったーー。

元プロレスラーで現在は俳優として活躍する「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンが、ストライキ中の米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の基金に数百万ドル(数億円)を寄付したとSAG-AFTRA基金の代表者がハフポストに述べた。

SAG-AFTRAは7月13日からストライキを行なっており、5月に始まった全米脚本家組合(WGA)のストライキに加わり、ハリウッドにおける公平な賃金と労働条件の改善を要求している。

SAG-AFTRA基金のコートニー・B・ヴァンス代表とエグゼクティブ・ディレクターのシド・ウィルソン氏は、16万人いるSAG-AFTRA組合員の中でも収入上位の2700人宛に、業務停止期間中の経済的支援の必要性を詳細に記した手紙を送った。

同基金の代表者はハフポストに対し、ジョンソンによる数百万ドルの寄付は、基金が1985年に設立して以来、1人から寄付された最大の一括支払額だと述べた。

ジョンソンによる寄付金の正確な金額は公表されていない。しかしウィルソン氏は、この金額は組合の緊急経済支援プログラムを通じ、数千人の組合員を支援することになるだろうとVariety誌に語っている。

「これは、どんな形であろうといっそう力を入れなくてはいけない、と私たちを招集しているのです」「ドウェインはみんなに『僕はここにいる。君はどうする?』と示しているのです」

ハフポストはジョンソンの代理人にコメントを要請したが、速やかな回答はなかった。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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