ニュージーランドで飼い犬が手違いで殺処分される。行政は「職員による人為的ミス」と認め、謝罪

家畜銃が使われたとみられることにも、地域コミュニティーからも批判の声が上がっています

行政の手違いで、可愛がっていた飼い犬が別の犬と取り違えられて殺処分されてしまったらーー。

ニュージーランドに住む家族に実際に起きた悲劇だ。取り違いを起こした犬の保護施設を所管するギズボーン地方議会が9月26日までに、公式Facebookで経緯を公表し、謝罪している。

地元大手メディアStuffも報じている。

発表によると、問題が起きたのは22日。犬が道路にいるところを動物管理担当の職員が発見し、保護した。

 この犬には名前タグが付いていたほか、マイクロチップも装着されており、「サージュ」という名前だと判明。住所もわかったため、リードを付けた状態で飼い主の住所に連れて行った。

しかし、飼い主は留守で、連絡もつかなかったという。 留守宅に犬を放置することはできない決まりのため、職員はサージュをいったん犬用の保護施設に連れて行くことにした。飼い主には「迎えに来てください」というメモを残したという。 

ここまでの対応は正しかったが、別の職員が保護施設に連れてこられたサージュをこの日殺処分する予定だった別の犬と取り違えてしまったという。同議会は「人為的ミス」を認めている。
この職員は謝罪の中で、「決められた手順を守りませんでした。信頼がこの仕事にとって重要な意味を持つことは理解しています。信頼を傷つけて申し訳なく思っています」と述べている。
この職員は責任を感じ、すでに辞職しているが原因究明や再発防止のための調査には協力するという。
 
地元メディアのStuffによると、サージュは飼い主が営むフィットネスビジネスのマスコット的存在でもあった。サージュを連れて行こうとする職員を隣人たちが止めたものの、聞き入れてもらえなかった。飼い主が同日中に施設に迎えに行ったが、すでに殺処分され、サージュはゴミ袋のようなものに入れられていた。
飼い主がサージュの亡骸を大好きだったプラムの木の下に埋めようと袋を開けた際、家畜銃で頭を打たれて殺されていたことがわかったという。行政トップらが飼い主に面会を申し込だが、応じてもらえていない。
家畜銃の使用も含め、この問題には地域コミュニティーなどから多くの非難が集まっている。

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