頭に「耳」?珍奇な「ダンボタコ」が深海で見つかる。幽霊みたいに漂う姿が可愛い ハワイ【動画】

探検家たちが、「ダンボタコ」を水深1682メートルの深海で発見。耳をピロピロさせて泳ぐ姿がなんとも愛らしい...🐙🩵
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d3_plus D.Naruse @ Japan via Getty Images

まるで「ダンボ」のような不思議なタコが、深海で見つかった。

深海探検家たちが、ハワイ諸島北西部にある「パパハナウモクアケア海洋国定公園」の海底を探索していたところ、「耳」のようなものが生えた珍しいタコを発見した

この珍奇なタコは、深さ1682メートルで見つかったといい、その姿がカメラに収められた。全身が白いタコが、「耳」をひらひらさせて優雅に泳いでいるのがわかる。「素晴らしい映像です」など、観測者の感嘆の声も聞こえる。

頭から生えているのは一体何…?

頭から生えているのは、実は耳ではなくヒレだ。

この特徴的なヒレが耳に見えることから、大きな耳の象が主人公のディズニー作品「ダンボ」にちなんで「ダンボタコ」と呼ばれている。

オセアナ海洋生物百科事典によると、ダンボタコは捕食者であり、深海に住む様々な無脊椎動物をヒレを使って探し、食べる。

一方、ダンボタコの主な捕食者は潜水魚やマグロ、サメ、イルカなどの海洋哺乳類で、深海ではそれらの捕食者に遭遇することがほとんどなく、墨袋を持っていない。深い場所を好むため、漁網に捕獲されることも非常に稀で、人間の活動に脅かされるリスクも低いという。

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