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災害時、無料で開放される公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスがあることをご存知ですか?命を守るために知っておきたい豆知識について、警視庁災害対策課が5月22日、公式Xアカウント(@MPD_bousai)で発信しました。
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無料開放されるWi-Fiとは
警視庁はXに、「通信事業者等が普段有料で提供しているWi-Fiのアクセスポイントを、災害時に無料で開放する『00000JAPAN』(ファイブゼロジャパン)というWi-Fiサービスがあります」と投稿しました。
総務省によると、00000JAPANとは、平時は電気通信事業者らが有料で提供している公衆無線LANサービスを、災害時に無料開放する民間の取り組み。
具体的には、事業者らは災害時、00000JAPANを「災害用統一SSID」として用いて、Wi-Fiを無料で使用可能とするものです。
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普及に取り組む一般社団法人「無線LANビジネス推進連絡会」(東京都)のウェブサイトによると、2011年の東日本大震災後、国民の防災や減災、訪日外国人旅行者の災害時における利便性・安全性確保などを目的としています。
実際、2016年の熊本地震で初めて00000JAPANが提供された際に、その有効性や拡大の必要性が確認されたといいます。
警視庁の投稿によると、00000JAPANはWi-Fiのネットワーク一覧から選択でき、パスワードを入力せず使用できます。
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一方、通信の暗号化やセキュリティ対策が行われていないため、個人情報の取り扱いや、00000JAPANをかたった“なりすまし”に気をつけるよう呼びかけています。
この投稿には、「これは助かりますね」「ほほお」「あくまで非常用、自分や家族の安否確認用ですね」といった声が寄せられています。