雨があがり、晴天の新年の朝を迎えることができました。昨年末に雑誌社から興味深い内容での原稿依頼があり、テーマのある1年のスタートになりそうです。仕事のほうも、いろいろと仕掛けを準備してきており、それがカタチになっていくことが楽しみです。
皆さまはこの2015年をどのように迎えられ、どのような抱負をお持ちでしょうか。
さて、昨年末は、アベノミクスに対しての国民の期待バブルが見事に弾けたものの、選挙は与党の大勝という結果でした。日テレの行なった世論調査では、アベノミクスによって所得が増えるとは「思わない」が72%を占め、アベノミクスをこのまま進めることについても、意見がわかれたものの、どちらかというと否定的な人が肯定的な人を超えています。
しかし結局は政府も万能ではなく、そろそろ日本の潜在成長力を高めるための政策に集中したほうがいいし、それなら財源よりも政策アイデアと知恵のほうが求められ健全です。それに、地方も、企業も、暮らしも政府のバラマキ頼みではなく、自らが時代変化に立ち向かって、しなやかに、またしたたかにしっかり踏み出す動きがでてきそうだし、またそれに期待しています。
政治は、若い世代が活躍できる環境、若い世代が世代をつないでいける環境さえつくればいいのです。民間も若い世代がのびのびチャレンジできる環境をつくっていくことが結局は全体を元気にしていくのかなと思っています。高齢者の消費を掘り起こすマーケティングは、まだまだチャンスがありそうですが、やはり家庭を形成する若い世代の消費が活発にならないと経済も元気を失ってしまいます。
いくら高齢者の福祉を考えても、日本の経済が沈んでいけば、もともこもないので、ここは日本の長期的な収支を見据えて、気分、行動を変えていくスタートの1年としたいものです。
2020年の東京オリンピックまでのカウントダウンとして、毎年、明るいサプライズが生まれ、それによって起こった変化の体験を積み重ね、変化を楽しむマインドが広げていけば面白い日本になっていくのではないでしょうか。
その意味では、大阪は、公明党が大阪都構想の住民投票に賛成したので、5月にむけてようやく議論が活発になっていきそうです。かつて大阪は新しいことを起こすユニークな地域でしたが、その気質がまだかろうじて残っている大阪から、「新しい変革の息吹を巻き起こせ」です。