シリア人監督が命を懸けて描いたドキュメンタリー映画『それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~』がいよいよ8月1日(土)より渋谷アップリンクや中洲大洋映画劇場でロードショーになります。
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画面に映し出される映像は、正直キツい。若くして命を奪われた少年の死体。息子を銃で撃たれ、亡くなってしまった様子を見て嘆き、叫ぶ父親の姿。銃撃戦で撃たれ、カメラのすぐ前で倒れるこのドキュメンタリー映画の主役、バセット。見ながらこれが真実ではなくフィクション映画であることを願うほど、戦争の残酷さが表現されています。
安保法案が通過しようとしている今、多くの日本国民に戦争の現実を知ってほしい
なぜこんなにも暗い映画を世に送り出すのかというと、戦争の現実を多くの日本人に知って欲しいからです。戦後70年間平和が続き「平和ボケ」できるほどだった日本ですが、戦争体験者から話を聞かずとも、この映画を見ることで戦争がどういったものか感じることができます。
安保法案が通過しようとしている今、これからの日本の安全保障や平和主義をどうしていくべきなのかを有権者全員が考え、選択をすべき時だと思います。この映画『それでも僕は帰る』が議論のキッカケになればと願っています。