こんにちは!KitchHike参加2回目のまりこです。
先日、千葉県に住むベトナム人のフィエンさんのお宅へKitchHikeしてきました☆
今回は同日に参加希望されていたもう1人のHIKERさんと2人での参加です。KitchHikeでは、別で予約をした他のHIKERさんが同席することもあります。COOKとしてはたくさんの方に振る舞いたいですし、他のHIKERさんとの意外な出会いもあるので、これがけっこう面白いんです。
■ベトナム料理教室も開いているフィエンさん
COOKであるフィエンさんはご主人の仕事の都合で約1年前に来日されました。もともと日本がお好きで大学でも日本語を勉強されていたそうで、日常会話は全く問題なしです。普段は自宅を開放して日本人向けにベトナム料理教室を開いています。
笑顔も振る舞いもチャーミングなフィエンさんです♪
■手作りの日本語レシピを見ながらお料理スタート!
さて、本日のメニューは鶏のフォー、生春巻き、緑豆ぜんざい、ベトナムミルクコーヒーです!ベトナムの家庭ではどのように作っているのでしょう?フィエンさんお手製の日本語レシピを見ながら、料理開始です!
まずはフォーのスープの準備から。
鶏肉とスパイスをじっくり時間をかけて煮込んでいきます。スープに入れるスパイスはこちら!
(左上から時計回りに)パクチーの根、小ネギ、ショウガ、スターアニス、シナモン、パクチーの種(種は今回は使用していません)。
パクチーって種も料理に使えるの?
小ネギって?見た目はニンニクみたいだけど......?と見慣れないスパイスに日本人2人で質問攻め。それに対してスパイスをお皿に並べて1つひとつ説明してくれました。ちなみにこの小ネギはベトナムの食卓にはよく登場するもので、お正月には漬物にしていただくのだそうです。
さて、スープを煮込んでいる間に生春巻きを作ります。
丸ごとタマネギと鶏肉。美味しいスープの秘訣ですね!
ライスペーパーは少し湿らせて巻きますが、意外に扱いには慣れが必要かもしれません!
収まりが良いように具材を細かく切ってから、ライスペーパーで包んでいきます。
やはり先生の巻き方は手際がよく、美しいです。
生春巻きは、中身が透けて見えるので、盛り付けを意識して配置します。表に見えるエビは左右対象に、エビの間にミントの葉をちょこんと入れて......。
仕上がりを綺麗に見せるためには、ちゃんとした計算が必要なんですね!
生春巻きが完成したところでフィエンさんが冷蔵庫から何やら変わったものを取り出してきました......緑の葉でくるまれている円柱のもの。フィエンさんから「何だと思いますか?」とクイズを出されました。
結構大きめの筒型の代物。いったいこれは......!?
見せてくれた代物の断面図がこちら。
ベトナムではハムをもちろんパンにもはさんで食べます!
正解は、「ベトナムのハム」でした!緑の包みはバナナの葉です。料理の合間に3人でつまみ食い。「これ、大好き!」。ふふふと嬉しそうにハムを頬張るフィエンさん。それまで敬語だった彼女がふと見せた素顔がとてもかわいらしく、印象的でした。
素敵〜!!と思わず声がでてしまうほどの美しさ。華麗という言葉がまさにぴったりな食卓です。
ここからはあっという間。テーブルを盛り付けて、フォーをさっと茹でてスープを入れます。ではここでフィエンさんによる華麗なテーブルコーディネートをご覧ください!
いただきまーす!
うーん、だしのよく取れたフォーのおいしさといったら!生春巻きもソースを変えてさまざまな味が楽しめます。さっぱりした味付けで、生春巻きで野菜もしっかり摂れるので、暑くて食欲のない日などにはもってこいのメニューですね。途中で帰宅されたフィエンさんのご主人と4人で食卓を囲み、お二人の出会い、ベトナムの家庭料理、料理教室についてなど、大いに盛り上がりました。
もう、本当に本当に美味しかったです!出汁の優しい味にほっこりしました。
デザートには緑豆のぜんざいと、ベトナムミルクコーヒーを。コーヒーは練乳を入れたカップへ粉状のコーヒーをじーっくり淹れていきます。そう、このプロセス、普通のドリップコーヒーの比でないぐらい本当に時間がかかるのです (笑)。
緑豆のぜんざいです。上に乗ったココナッツがやはりアジアを一層感じさせます。
皆でまだかな、まだかな、と待っているとフィエンさん、「雨の日はこうしてコーヒーが少しずつ入るのをのんびり眺めるのが良いの」と。待つ時間も含めてコーヒータイムなのですね。ほんの少しの工夫で雨の日を楽しむ......そんな素敵なアイディアをいただけました。
可愛らしいコーヒードリッパーも美味しい時間の必須アイテムですね!
■丁寧に、確実に。料理の細かいところまで優しく教えてくれたフィエンさん
こちらの質問すべてに丁寧に答えてくださったおかげで、1日でベトナム料理について知識がぐーんと深まりました。さすが先生!ですね。ご主人とも本当に仲が良く、時折じゃれあう姿がなんとも微笑ましかったです。初めて来るのに何だかほっとする、温かい空間でした。
食事は、材料から丁寧さが感じられ、食べている最中も、優しい素敵なひとときでした。
ベトナム料理について知りたい!作ってみたい!という方はぜひフィエンさん宅でKitchHike体験をしてみてください!
【KitchHikeとは?】
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(「KitchHike マガジン」より転載)