地域特化型クラウドファンディングFAAVOが、岡崎ビジネスサポートセンター「OKa-Biz」との連携を発表しました。「FAAVO愛知」を協業するサーチフィールド・ソーホージャパンとOKa-Bizは「地域産業の活性化に関する業務連携・協働に関する覚書」を締結。中小企業支援の強化を図っていくそうです。
OKa-Bizは、これまでにもクラウドファンディングを活用した新規事業の立ち上げ支援の実績があり、岡崎市内の中小企業が新商品開発に成功しています。OKa-Bizによれば、全国に2000ヶ所以上あるという公的産業支援機関の中で、クラウドファンディングとの連携は初めての事例。
地域事業者の資金調達やプロモーションの手段に
今回の連携により、OKa-Biz側では、事業の相談に訪れる個人事業主や中小企業の新たな資金調達源や顧客開拓方法としてFAAVOを紹介。プロジェクトを成功させるための個別フォローを強化し、相談者の売上アップ支援の強化を図るそうです。
今後、OKa-BizとFAAVOで連携したセミナーを定期開催していく予定で、締結式終了後には第一弾の記念セミナーを開催します。セミナーを通じて、FAAVOやクラウドファンディングの仕組みの理解促進と認知拡大をいく狙い。
行政・金融機関も導入するクラウドファンディング
最近では、飛騨信用組合が融資困難な顧客に対してクラウドファンディングを紹介し成功事例も生まれるなど、金融機関でも導入する例が見られます。ちょうど本日、クラウドファンディング「Makuake」が城北信用金庫との連携を発表しています。
北海道の夕張市では、地域活性化プロジェクトをクラウドファンディングで応援する、福井県鯖江市では行政側が「FAAVOさばえ」を運営するなど、行政におけるクラウドファンディング活用事例も登場してきました。
行政や金融機関との連携により、クラウドファンディングの認知や信頼度も向上してきています。地域の事業者は新しいチャレンジのきっかけをうまく活用できるといいですね。
(2015年4月23日の「マチノコト」より転載)