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「困窮者が勇気を持って相談しようと思った時に相談できる場所がないのは地獄といっていい。あなたのことを気にかけているよ、と伝えたいのです」
私の2020年は、コロナ禍の困窮者支援の現場で活動し、政府や東京都などに申し入れをし、そんな現場をレポートし続けることで終わった。
でも、「死にたい」人にはたくさん言葉を発してほしいと願っている。「死にたい」の裏には、たくさんのニーズがあるからだ。
練馬区に住む夫婦と子ども2人の4人家族の場合。「若年世代にとって家族を持つことはステイタスになってしまっている」
困窮者支援の現場には、さらに深刻な相談が寄せられるようになっている。「この年末で勤め先が廃業・倒産する。どうすればいいか」という声もあれば、「寒くなってきたので野宿がキツい、助けてほしい」という切実な声もある。
SDGsの活動は、何より持続できることが大切。そのために留意すべき5つのポイントを紹介します。
「ネットカフェ休業により、住む場所がなくなってしまいました」「携帯も止められ不安でいっぱいです。もう死んだ方が楽になれるのかなと思ってしまいます」「お金がなく、携帯もフリーWi-Fiのある場所でしか使えず、野宿です」そんな相談が100件以上寄せられている。
「痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思った」と供述した男を、この社会は非難できるのだろうか。
支援が必要な家庭に物資を定期的に届ける取り組みを行っている「こども宅食」。その目的は、ただ物資を届けることだけではありません。
支援団体は「制度のすき間に落ちている家庭がある」として、児童手当の制度に関する運用改善について提言することを予定しています。