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HIV内定取り消し訴訟では、事実と証拠を重んじるはずの法廷で、無知と偏見による差別的な質問が投げかけられる場面もあった。治療の最前線は社会認識からどのくらい進歩しているのか、話を聞いた。
HIVキャリアの男性に対する内定取り消し訴訟では、本人尋問のなかで無知からくる差別的な質問が繰り返された。差別をしないためには、正しい知識のアップデートが必要だ。
札幌地裁で6月11日の法廷を傍聴した人からは「まるでかつてのハンセン病の差別を見ているようだった」と声が漏れた。
「コンドームは避妊具ではない。性感染症を防ぐための道具だ」
報告によると、患者は英国の男性。2003年に感染が発覚し、2012年からウイルスの増殖を抑える薬物治療を受けていた。