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女性や浪人生から実質的に一律減点していた東京医科大の医学部不正入試問題で、返金義務があるとの判決。対象者は女性の元受験生だけで2831人に。
損害賠償請求について、弁護士は「問い合わせは多数あるが、実際には正面に立って言い出せない、戦えない方ばかり」と明かしました。
「みなさま、東京減点女子医大へようこそ。ただいまより、私たちが作製したエリート男性ドクター第1号を発送いたします」
2018年度は、女性に比べて男性が約3倍合格率が高く、多浪生には性別関係なく不利になるような得点操作をしていた。
東京医科大の事件が発覚してから半年後の入試、各大学の再発防止の取り組みを聞いた。
全81大学に2019年度入試の受験者数、合格者数の男女比を聞いた。74大学から回答があった。文部科学省から「不適切な事案」として指摘を受けた東京医科大や順天堂大学、「性別や年齢などにより差異を設けていることが疑われる」とされた聖マリアンナ医科大学からは回答がなかった。
原告の女性「女性として生まれてくるすべての人間に最初から枷がはめられているとか、男性よりも夢が追いにくいとかそういったことのないようにしたい」
医学生たちは医療界に蔓延する差別意識に「私たちは現場に飛び込む前に考える時間がある。学生が発言して、これからの働き方を変えるようにすべきです」と話した。
大学で合格者の一覧が掲示されたが、ホームページなどにも掲載しているため、キャンパスまで見に来る受験生はほとんどいなかった。