ベルリン、あなたは愛そのものです。
ベルリン、あなたは愛そのものです。
愛と人々の暮らしそのものです。
愛と振動です。
ドイツの心臓の鼓動です。
あなたは、人々を魅了する場所です。
しかし、嘆きの場所となりました。
あの夜、あなたはたくさんの血を流しました。
罪なき人々にトラックが突っ込み、
彼らは歩く屍となり、
悪魔は笑い、
そして恐怖が人々の暮らしに存在を示しました。
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あと1人の涙によって、
あなたは息絶えてしまうでしょう。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会の近くで、あなたはじっと横たわっています。
恐ろしいほどの静寂のなか、哀れに嘆く、爆弾によって空洞化された神々の空間です。
しかし、戦争は信仰に無知です。
攻撃やその攻撃への仕返しは、平和に対する願いを粉々に破壊したものです。
100万人の死しか、降伏をもたらしません。
別離と破壊しかもたらしません。
ベルリン、今死んではいけません。
なぜならあなたの愛なしでは、人々の心を恐怖が切り裂いてしまうからです。
限界を知らない恐怖が。
もしかしたら、以前よりも強固な壁が必要とされているのかもしれません。
人々の意識の中にある壁。
どんなものでも破壊できない壁です。
あなたを束縛する限界なき恐怖も。
クリスマスマーケットへの恐怖も。
アラビア語を喋る人々への恐怖も。
スカーフをかぶりながら、夜一人で地下鉄に乗る恐怖も。
生きることへの恐怖も。
死ぬことへの恐怖も。
ハフィントンポストドイツ版より翻訳しました。