こんにちは、または初めまして、とりあえずビールと申します。
ゲルマン人の夫との生活などについて書いております。現在は日本に住んでおります。
ドイツ代表の一つと言えばソーセージ。種類も豊富でチューリンゲンや南ドイツの白いソーセージ、ニュルンベルクのものなどが有名でしょうか。日本ではウインナーと言われることが多いですが、ウインナーはソーセージの一種でウイーンのソーセージのことです。
ソーセージ。ドイツ語でWurst(ブルスト)。ドイツでは慣用句などでも多用されております。
有名どころはこちらかな。
Armes Würstchen アーメス ブルストヒェン。意味は、可哀想なソーセージ。可哀想な状態の人に使います。これは我が家でも主に子供に向けてかな~りよく使われております。
他にも、特別扱いする・贔屓するという意味の「特別なソーセージをもらう(Eine Extrawurst bekommen)」や、正念場・大きなものをかけた勝負などの意味の「ソーセージが懸かっている(Es geht um die Wurst)」、無関心を表す「私にとってはソーセージ(Das ist mir Wurst)」などなど紹介しきれないくらいあり、ドイツ人どんだけソーセージ好きなんだよってドイツ人のソーセージ愛を感じます。
我々夫婦の会話は日本語9割以上でドイツ語1割未満ですが、そんな中でもソーセージの出番は多目かもしれません。
wurstigブルスティッヒ。Wurst(ブルスト)を形容詞化したので、意味としたら「ソーセージ的な」とでも訳すのでしょうか。今日ソーセージみたいだね、って意味が分かりませんでしたが、ゲルマンさんの口調からして「元気ない」とかそんな雰囲気の意味かと推測しました。後に質問してみたところ、これはゲルマンさんによくあることですが、本人も意味は分かってない上にそんな単語(wurstig)が存在するのかも知らないけどノリで何も考えずに発言した模様。
せっかくなのでDudenというドイツの権威ある辞書できちんと調べてみたら、使用頻度の低い口語で「無関心」というような意味でした。うーん、「元気ない」とは全然違うものだったんだね...。
しかし、とにかく「Wurst(ブルスト)」は慣用句以外でもいろんな姿で会話に登場するので、こちらもノリで解釈していくわけです。
さて、ハフポストでは約3年に渡り毎月記事を書かせていだたいておりますが実は今回で最終回となりました。私の拙い文章にお付き合い下さりありがとうございました。でもこれで少しでもドイツに興味を持って頂ければ幸いです。
またどこかでお会いしましょう~!
マンガ版もあります!「ゲルマン日和」最新話はすくすくパラダイスぷらすへGO!
■提供:すくパラ倶楽部NEWS