暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定に。所々に活発な雨雲が発生しています。きょうは、あちらこちらで、傘をさしても濡れるような激しい雨が降る見込み。強い台風12号の最新情報もあわせてお伝えします。
積乱雲が発生中 あちらこちらで雨や雷雨
午前6時時点の衛星画像(上の画像)を見てみると、日本列島の所々に白くハッキリした雲が映っていることがわかります。これは発達した積乱雲を表していて、この雲の下では雨脚が強まっている可能性があります。
きょうは九州から北海道までの広い範囲で、このような雨雲が発生するでしょう。あちらこちらでバケツをひっくり返したような雨が降り、東北の日本海側は滝のような雨となる所も。
雨は午前中で止む所もありますが、関東甲信や北陸、山陰などは傘が手放せない天気となりそうです。傘はもちろん、レインシューズの出番となるでしょう。
強い台風12号 今後の進路は?
気になる台風12号の今後の進路。きょう午前6時の予想によりますと、きのうの予想より西よりのルートを進む見込みです。このあとも日本の南を西北西に進み、あさって土曜日には南大東島付近に接近。26日日曜には九州の西に近づくおそれ。その後は日本海に進む予想となっています。
台風が接近する大東島地方では、今夜遅くから風が強まり、あす昼前には暴風となるでしょう。沖縄本島や奄美地方も、あす夜には風が強くなりそうです。海はしけるため、海岸には近づかないようにしてください。
ただ、台風の予報円が大きく、進路はまだ定まっていません。予想が大きく変わる可能性がありますので、必ず最新の情報を確認するようにしてください。tenki.jpでは情報が入り次第、詳しくお伝えしていく予定ですので、こまめにチェックしてくださいね。
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気象予報士
「どんなときでも、天気予報だけは必ず見る」
NHK岐阜放送局のキャスター時代、
取材に伺った職人さんから聞いた言葉です。
天気次第で、仕事の進め方や作品の出来が変わってしまうとのこと。
以前から「人の役に立つ情報を伝えたい」と考えていた私は、
「これだ!」と思い、気象予報士を目指すことになりました。
その後、NHK名古屋放送局キャスターや
中部支社での解説・予報業務を経て
2015年春より日直予報士の一員に。
読んでくださった皆さんに、
少しでも「役に立った」と思ってもらえる記事を目指します!