今週中頃、いよいよ東日本でも梅雨入りが発表される可能性があります。また、週の後半は、熱帯低気圧が日本付近に近づくため、梅雨前線の活動が活発化しそうです。
東日本は今週中頃にも梅雨入りか
4日(月)は日本付近は高気圧に覆われるでしょう。全国的に晴れる所が多く、各地で季節を先取りしたような暑さが続く見込みです。北海道でも真夏日になる所がありますので、引き続き熱中症には十分ご注意下さい。5日(火)は、日本付近に西から前線が近づいてくるため、西日本は昼頃から雨が降り出す見込みです。雨の範囲は6日(水)には東日本にまで広がり、7日(木)にかけて雨が降るでしょう。このタイミングで梅雨入りする所が多くなりそうです。ただ、8日(金)は一時的に晴れ間が戻り、東日本や西日本の内陸を中心に真夏日になる所があるでしょう。湿度が高く、空気がまとわりつくような暑さとなります。体調管理にご注意下さい。9日(土)以降は、曇りや雨の日が多くなるため、4日(月)と8日(金)の日差しは貴重になりそうです。本格的な梅雨のシーズンが始まる前に、洗濯物やお布団はしっかりと干しておいた方がよいでしょう。
週の後半は熱帯低気圧に注意が必要
9日(土)から10日(日)にかけて、熱帯低気圧が日本付近に近づく恐れがあります。低気圧本体が接近する前から、暖かく湿った空気が日本付近に流れ込むため、梅雨前線の活動が活発化し、西日本や東日本を中心に大雨となる可能性があります。局地的に雨脚が強まり、雷を伴うこともあるでしょう。また、今回接近する低気圧は、暖かい海の上を進んでくる見込みです。このため、日本付近を通過する頃には発達して台風になる恐れがあります。交通機関への影響も考えられますので、最新の気象情報にご注意下さい。
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日本気象協会 本社気象予報士 熱中症予防指導員
福田 浩昭
栃木県日光市出身。
塾講師をしながら、2016年に気象予報士を取得。
晴れた日に、山や海で
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