【台風22号】28日には暴風域を伴って沖縄に接近 本州接近は29日からの見込み

太平洋側を中心に風も強まるでしょう。
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台風22号は暴風域を伴って、28日(土)に沖縄に接近する予想。沖縄は大荒れの恐れ。

台風の北上とともに前線も北上し、九州から関東は28日(土)から雨に。

29日(日)から31日(火)に本州に接近する恐れがありますが、まだ進行速度の予想に幅があります。

◆沖縄は大荒れ

台風22号はフィリピンの東の海上を北上しています。台風22号は発達しながら進み、28日(土)には暴風域を伴って沖縄に接近するでしょう。

沖縄本島地方と大東島地方は27日(金)は非常に強い風が吹き、28日(土)は暴風が吹き荒れそうです。台風の活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れもあります。

海上は27日(金)以降、大しけとなりますので、海岸付近には近づかないようにして下さい。

◆台風と前線

その後、台風は次第に進路を東よりに変えて、予報円の中心を進めば、29日(日)から31日(火)にかけて、本州の南の海上を進むでしょう。

台風の北上とともに前線も北上するため、九州から関東は28日(土)から雨が降りだす見込みです。太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、雨量の多くなる恐れがあります。太平洋側を中心に風も強まるでしょう。

まだ予報円が大きく、進路予想に幅のあるような状況です。本州にもっと近い南岸沿いを進むようなコースをとる可能性もあります。このようなコースをとれば、本州付近ももっと大きな影響を受ける恐れがあります。

さらに予想の幅があるのが進行速度です。一般的に台風が日本に近づくと、偏西風に流されて、東よりに進みますが、台風22号がどのタイミングで偏西風に流されるかまだ予想が定まっていない状況です。

台風の接近の予想にまだ幅がありますので、今後も最新の台風情報にご注意下さい。

台風21号が大きな爪痕を残し、復旧作業などが進めている中での台風接近となりますので、いっそうの警戒が必要です。

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吉田 友海

[日本気象協会本社] 気象予報士 熱中症予防指導員

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。

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