強い台風5号が、奄美地方に接近する見込み。九州南部や沖縄にも次第に影響が出る。台風の動きが遅いため、荒れた天気が長く続くおそれ。
きょうの天気
強い台風5号が、ゆっくりと奄美地方に接近します。沖縄や九州南部にも次第に影響が出るでしょう。また、台風周辺の熱帯の空気や、太平洋から流れ込む湿った空気の影響で、四国や近畿、東海、関東周辺も大気の状態が不安定です。
【各地の天気(西から)】
沖縄は雲が多く、所々で雨や雷雨があるでしょう。大東島地方ではすでに風が強まってきていて、本島地方でも夕方から強い風が吹く見込みです。海は大シケとなるでしょう。
奄美地方は昼過ぎから外出が危険なほどの暴風が吹き荒れるでしょう。海は猛烈にシケる見込みです。また、局地的に1時間70ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう(あすにかけても大荒れの天気が続く見込みです)。
九州南部も次第に風が強まるでしょう。また、断続的に雨や雷雨で、非常に激しく降る所がありそうです。
九州北部や中国、四国、近畿、東海、北陸は晴れ間が出ますが、太平洋側を中心に雨雲やカミナリ雲が発達します。特に、四国では同じような所で激しい雨が降るおそれもあります。
関東や東北の太平洋側は一日雲が多く、所々で雨が降るでしょう。
東北の日本海側は大体晴れそうです。
北海道は日も差しますが、雲が広がりやすいでしょう。
きょうの最高気温
最高気温は、那覇で32度の予想です。
鹿児島は34度、福岡は36度、高知は33度、広島と大阪は36度でしょう。九州から近畿では猛烈な暑さが続きます。きょうも熱中症対策を万全になさってください。
名古屋は32度、東京は29度でしょう。
金沢は34度、新潟は33度の予想です。仙台は24度、秋田は31度でしょう。北陸や東北の日本海側でも厳しい暑さになります。こまめな水分の補給を心がけましょう。
札幌で26度など、北海道はきのうと同じくらいで、厳しい暑さはなさそうです。
【関連リンク】
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戸田 よしか
[日本気象協会本社] 気象予報士
よろしくおねがいします。
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