日本気象協会はゴールデンウィークの天気傾向を発表。気になる各地の天気や気温の傾向をまとめました。旅行や屋外のレジャーなどの計画の際にぜひ参考になさって下さい。
ゴールデンウィーク期間は全国的に晴れる日が多く、気温も平年並みから高くなる見込みです。ゴールデンウィークの前後の土日を含む数日についても、同じように晴れる日が多いでしょう。そのため、全体的にお出かけ日和となる日が多くなりそうです。
ただ、この時期は紫外線がすでに強くなっているため、紫外線対策をしっかりと行ってください。また、ゴールデンウィーク中に数日は寒気が南下してくる日がある見込みです。その前後では大気の状態が不安定となり、急なにわか雨や雷雨なども予想されますので、屋外でのレジャーは天気の急変にご注意ください。
◇北日本(北海道・東北)
・天気は数日の周期で変わり、太平洋側の地域を中心に晴れる日が多いでしょう。
・気温は平年並みですが、朝晩はまだ冷え込む日もありそうです。
・今年は桜の開花・満開が早く、東北地方は見頃を過ぎますが、北海道ではゴールデンウィーク中に見頃を迎えるでしょう。
・スキー場は、全体的に積雪が少ないところが多い見込みです。
◇東日本(関東甲信・北陸・東海)
・雨の降る日もありますが、平年通りに晴れる日が多い見込みです。
・気温はほぼ平年並みで、晴れた日の日中は初夏の陽気を感じられそうです。
・北陸新幹線の開業で注目されている金沢・富山など北陸地方も、お出かけ日和が多くなるでしょう。
・東京湾では、連休後半(5月3日~6日)が、潮干狩りに最適な潮汐となる見込みです。(海上保安庁情報より)
◇西日本(近畿~九州)
・雨の降る日もありますが、平年通りに晴れる日が多い見込みです。
・気温は平年より高く、初夏の陽気を感じられる日が多いでしょう。
・紫外線が強いため、晴れた日の屋外でのレジャーは、紫外線対策をしっかりと行ってください。
◇南西諸島(奄美・沖縄)
・梅雨入り間近の沖縄ですが、天気は数日の周期で変わり、雨の日は続かないでしょう。
・気温は平年より高く、晴れた日は半袖でも過ごしやすい日も多くなる見込みです。
・この時期は紫外線が強いため、紫外線対策をしっかりと行ってください。
・海面水温は平年に比べてやや低くなる見込みで、水が少しひんやりと感じられるかもしれません。
日直予報士では随時、ゴールデンウィークの天気について記事をアップする予定です。
ぜひ参考になさって下さい。
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気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。