4日(日)以降、再び強烈な寒気が流れ込むでしょう。日本海側は広く雪で、今季一番の大雪となる所も。九州も北部を中心に雪に。広く厳しい冷え込みになり、水道管の凍結や破裂に注意。
◆大雪・猛吹雪
4日(日)は立春ですが、春とは名ばかりに。先週、日本列島に襲来した過去最強クラスの寒波に匹敵するような強烈寒気が再び流れ込んでくるでしょう。寒気は来週前半をピークに、来週後半にかけて長く居座るため、影響が長引く恐れがあります。
4日(日)から北海道と本州の日本海側は広く雪で、大雪の恐れがあります。特に7日(水)頃にかけては北海道や東北は低気圧の発達した雪雲がかかり、雪が強まるでしょう。北陸から山陰は日本海で風と風がぶつかって発達する雪雲が次々と流れ込み、今季一番の大雪となる所もあるでしょう。発達する低気圧の影響で、北海道や東北を中心に大荒れの天気となる恐れもあります。大雪や猛吹雪によって車の立ち往生など交通障害の起こる可能性があり、警戒が必要です。九州北部でも断続的に雪が降り、平地でも雪の積もる所があるでしょう。
太平洋側にも所々に雪雲が流れ込み、東海や近畿中・南部、四国の平地でも積雪となる所がある見込みです。鹿児島でも6日(火)にかけて雪が降るでしょう。
◆強烈な寒さ
強烈な寒気の影響で、冷え込みも一段と厳しくなるでしょう。来週前半は全国のアメダスのうち冬日地点が9割以上にのぼり、北から西までほぼ氷点下の冷え込みに。甲府や宇都宮など本州の内陸部の市街地でも所々で氷点下4度以下まで下がるでしょう。先日の寒波による冷え込みで水道管が破裂する被害などがありましたが、来週も厳しい冷え込みとなりますので、水道管の凍結や破裂に注意が必要です。
日中も厳しい寒さで、西日本でも最高気温が5度以下に。平年よりかなり低い状態となりそうです。冷たい季節風が吹きつけるため、体感的には数字以上の凍えるような寒さになるでしょう。万全な寒さ対策が必要です。
この先も春はまだまだ遠く、しばらく寒さとの闘いが続きそうです。
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気象予報士
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。