成田空港、空港駐車場料金を値下げ 羽田より割高と批判受けLCCや利用者支援へ

成田国際空港は、7月11日より条件付きで空港駐車場の割引を開始すると発表した。

成田国際空港は、7月11日より条件付きで空港駐車場の割引を開始すると発表した。

成田空港の空港駐車場は、24時間をわずかに過ぎると料金は2日分の4,120円となる一方、羽田空港は1日分の最大料金の1,500円に1時間分の300円が加算された1,800円となり、成田空港の半額以下だ。

アクセスが限られる深夜早朝や北関東などの車の保有率が高いエリアからは、成田空港に車で行く人も多い。料金の問題は、格安航空会社(LCC)を利用する人や、利用者低迷に悩むLCC各社にとって悩みの種になっていた。

7月11日からは、空港内のP1・P2・P3・P5駐車場に、午前0時〜8時までの入庫か午後10時〜午前2時に出庫したすべての車種が最大で2,060円割引になる。

料金は、6〜24時間の利用の場合、P1・P2駐車場は2,060円が1,030円に、P3・P5駐車場は1,540円が770円になる。24〜48時間を利用する場合、P1・P2駐車場は4,120円が2,060円に、P3・P5駐車場は3,080円が1,540円になる。5月2日~6日、8月11日~17日、12月29日~1月4日は対象外。

8月からは春秋航空日本も国内線に就航し、成田空港を発着する国内線LCCは4社に拡大。さらに、7月20日には、1時間から利用できるカプセルホテル「ナインアワーズ」もオープンする。

午後11時〜午前6時まで離発着制限時間帯という最大限のネックがある中、LCC利用者の拡大には、空港会社の最大限の努力は必要不可欠。駐車場料金の大幅な値下げは、空港利用を後押しするに違いない。

注目記事