ガザでイスラエル軍の地上作戦開始 戦車が境界超えて侵入

イスラエルは18日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの軍による地上作戦を開始した。 イスラエルは10日間にわたり空爆などで攻撃してきたが、ガザからのロケット弾攻撃が止まないため、17日に地上作戦に踏み切ると発表していた。
Reuters

7月18日、イスラエルは、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの軍による地上作戦を開始した。写真はガザ地区で17日撮影(2014年 ロイター/Amir Cohen)

[ガザ/エルサレム 18日 ロイター] - イスラエルは18日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの軍による地上作戦を開始した。

イスラエルは10日間にわたり空爆などで攻撃してきたが、ガザからのロケット弾攻撃が止まないため、17日に地上作戦に踏み切ると発表していた。

18日早朝に、ガザ地区の一部で爆発音が響き、住人によると少数のイスラエル軍の戦車が境界を越えて進入した。

地上作戦は、イスラエル攻撃のために武装勢力側が掘ったトンネルなどへの攻撃を命じており、軍報道官によると、ハマス体制の転覆を狙ったものではない。地上作戦の期間は明らかにされていない。

ガザの当局によると、10日間にわたるイスラエルからの空爆や艦砲射撃でパレスチナ人235人が死亡、大半が民間人という。

国連の潘基文事務総長は、パレスチナの民間人の死者が拡大しないようイスラエルに求めた。

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