台風11号などの影響で、野菜の卸売価格が上昇している。農林水産省によると、東京都中央卸売市場での8月12日の時点の価格は、主な14品目のうち9品目が平年より高い価格になっているという。NHKニュースが報じた。
台風11号の影響で、東北や北関東の産地からの出荷が減少していることできゅうりが平年と比べて57%高くなっているほか、なすも23%値上がりしています。また、6月から7月にかけての日照不足の影響で、キャベツが平年より23%高くなっているほか、白菜も41%値上がりしています。
今後の見通しについて、農林水産省は「産地からの出荷量が回復するには一定の時間がかかる。少なくともお盆休みの期間が明けて出荷などが再び本格化する今月下旬頃までは平年より高い水準が続くのではないか」と話しています。
(NHKニュース「台風などで野菜の卸売価格が値上がり」より 2014/08/14 14:32)
農林水産省による7月31日時点での8月の価格見通しによれば、きゅうり、なす、はくさい、キャベツともに「例年並み」と予想されていた。
一方、果物のほうは大雨で客足が伸びなかったこともあり、流通在庫を抱える状態になっているため価格の動きは小さい。
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