エボラ熱治療でWHOが専門家会合、9月初めに開催

世界保健機関(WHO)は21日、9月4─5日にジュネーブで、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱の治療薬やワクチンなどに関する専門家会合を開催すると発表した。
Reuters

世界保健機関(WHO)は21日、9月4─5日にジュネーブで、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱の治療薬やワクチンなどに関する専門家会合を開催すると発表した。

100人以上の専門家が集まる。

WHOは声明で「最も有望とされる開発中の治療薬やワクチン、その使用をめぐり、専門家による会合を開催する」とした。「安全面での問題や効能、臨床試験を加速させる方策などについて話し合う。最も有望とされる治療薬の生産を加速させる可能性についても模索する」とした。

WHO報道官によると、開発段階にあるマップ・バイオファーマシューティカルのエボラ治療薬「ジーマップ」がこれまでに患者6人に投与されたものの、これ以上使用できる薬は残っていない状況という。

WHOによると、エボラ熱の死者はこれまでに1350人、感染者数は2473人に達している。

注目記事