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2014年10月16日 19時57分 JST

【南シナ海】台湾、南沙諸島に艦艇常駐を検討 フィリピン・ベトナムは反発

Reuters

[台北 16日 ロイター] - 台湾当局者は16日、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)に艦艇を常駐させることを検討していると明らかにした。南沙諸島は中国、ベトナム、フィリピンなども領有権を主張しており、実行すれば近隣国と摩擦が強まるとみられる。

台湾は実効支配している太平島で港湾施設の建設を進めており、2015年中の完成を予定している。完成後は3000トン級のフリゲート艦や沿岸警備艇の入港が可能になる。

海軍の高官は、同施設に艦艇を恒久的に駐留させる計画を検討していると明らかにした上で「これは非常に慎重な対応が求められる問題だ」と述べた。

沿岸警備隊の報道官は「太平島付近における、台湾の領土に対する主権と防衛能力を知らしめることが目的だ」と述べた。

中国外務省は「台湾と本土はいずれも中国の一部だ。中国の人民が南沙諸島とその付近で活動することを、非難する余地はない」との声明をロイターに送った。

一方、フィリピン海軍の高官はロイターに対し、台湾が太平島に艦艇を常駐させれば南沙諸島付近で海軍の活動が活発になり、「事故」が起きる可能性が高まるとけん制した。

またベトナム外務省の報道官は「違法行為であり(法的)根拠がない」と主張した。