過激派組織「イスラム国」を名乗るグループに拘束された後藤健二さんとみられる動画が、1月24日午後11時過ぎ、ネット上に投稿された。動画では、湯川遥菜さんが殺害されたとみられる写真を、後藤健二さんらしき男性が手に持ち、声明文が読み上げられている。
湯川遥菜さんが殺害されたとされる画像と、後藤健二さんとされる声の主が本人かどうかが問題となるが、現在のところ、政府はいずれも本物の可能性が高いとしている。
Advertisement
後藤さんの声とされる音声については、音声分析の専門家がテレビの取材に対し、「99%本人」と答えている。
音響研究所によりますと、新たに公開された音声と、去年10月にイスラム国に向かう際の後藤さんの音声のうち、名前を名乗る部分の声紋を比較した結果、「99%以上、同一人物だ」と指摘しました。
音響研究所・鈴木松美所長:「特徴点を見ると、こういうところに非常に特徴が出ている。周波数が同じ所に出ています。『ケンジ・ゴトウ』という非常に短い言葉なんですが、9点から10点、同一点が見られる。従って同一人物であると思います」
(「99%以上、後藤さんと同一人物」専門家が音声分析 2015/01/25)
一方、後藤健二さんの母・石堂順子さんは音声について25日午前、テレビの取材に答え、「(後藤さんは)英語が堪能。区切って発音するようなことはしない。別人だと思う」と話している。
Advertisement
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー