東京大学教養学部は3月10日、後期課程(3~4年)の冬学期の期末の課題として提出されたある学生のリポートについて不正行為があったと自身のサイトで発表した。「約75%がインターネットに公開されている文章の引き写しであることが判明しました」としている。
以下、全文を紹介する。
期末レポートにおける不正行為について
本学部後期課程において、平成 26 年度冬学期の期末の課題として提出されたあるレポートの文章の約 75%が、インターネット上に公開されている文章からの引き写しであることが判明しました。言うまでもなく、他人の文章の無断借用は剽窃であり、その行為が学問倫理上許されないことは明らかです。
教養学部では、前期課程・後期課程ともに「成績評価に関わる試験やレポート作成において、不正行為が認められた者(協力者も含む。)は、その学期に履修した全科目の単位を無効とする」という申し合わせをおこなっており、学生の皆さんへの配布文書にもその旨明記してあります。今回もこれに基づき、厳正な処置をとったことを周知いたします。
今回、こうした不正行為が発見されたことは大変遺憾なことです。今後はこのような事案が二度と起こらないよう、学生の皆さんは学問的倫理を十分に自覚して勉学に励んで下さい。
教養学部
(東京大学教養学部 2015/03/10)
47NEWSによると、東大教養学部は11日、「学生向けのお知らせのため詳細は明らかにできないが、注意喚起の意味も含めて公表した」と説明したという。
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