パリ北部サンド二で銃撃戦 建物倒壊の危険も【画像集】

パリ同時攻撃主犯は、サンドニで行われた未明の急襲の身柄拘束者に含まれず。

[パリ 18日 ロイター] - パリで前週末に発生した同時攻撃の主犯格とされるアブデルハミド・アバウド容疑者について、フランス捜査当局は18日、この日の未明に行った潜伏先と見られるアパートの急襲で身柄を拘束した人物のなかに同容疑者が含まれていないことを明らかにした。

この急襲で死亡した人物の身元も、現時点では確認できていないとしている。

パリ検察のフランソワ・モラン検事は記者会見で「正確な死亡者数を示すことはできないが、少なくとも2人の死亡が確認されている」と述べた。同検事はまた、身柄を拘束した人物のなかにアブデルハミド・アバウド容疑者のほか、実行犯の1人として指名手配されているアブデスラム・サラ容疑者は含まれていないことを明らかにした。

この日の急襲では女1人が自爆で死亡。同検事によると、このほかに建物の残骸のなかで死体1体が発見されたが、激しく損傷しており現時点で身元は確認できていない。

現場となったパリ北部サンドニ地区にあるアパートの3階では激しい銃撃戦が繰り広げられたため建物が倒壊する危険があり、捜査は難航している。

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