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2016年04月22日 16時17分 JST

「心の病」の現実、10枚の写真が教えてくれる

ときには、1枚の写真が言葉以上に物語ることがある。

心の病を経験することがどんなことか、分からない人に説明するのは難しい。この病気は、身体的症状、精神的症状を深刻なもたらすにも関わらず、この病気は肉眼で「見えない」ことが多い。そのため、その人の苦しみは「すべて頭の中にある」という否定的な思い込みを持たれることがある。

以下の写真は、心の病やそれを取り巻くスティグマ(社会的偏見)に向き合うことが、どのようなことかを身を持って知っているアーティストが捉えたものだ。彼らの芸術的な表現は、心の病を抱える人々が日々直面する苦境や、どのような気持ちになるのかをうまく捉えている。心の病が、他の健康障害と同じ様に、配慮が必要な明らかな証拠だ。

不安障害への対応について

Katie Crawford

「どんなに抵抗しても(不安は)いつもすぐそこにいて、何が何でも私を捕らえて包み込み、押しつぶそうとします。毎日不安と戦っています。『お前は私にはふさわしくないし、ふさわしくなることはない』と。目が覚めると、不安はそこで私のことを待ち構えていて、寝ている間も何とか私のことを捕まえようとします。息が詰まります。そして言葉を失います」ーーケイティ・クロフォード氏、写真家

男性の心の健康について

Robby Cavanaugh

「社会は男性が『強い』と思われる必要があることを重視していると思います。そして精神疾患があるひとは、しばしば『弱い』とみなされます。そのため、精神疾患に苦しむ男性は、感情を押し殺してしまいます。これが男性の自殺率が、女性より遥かに高い要因になっていると思います。男性は馬鹿にされることを恐れることなく、自由に感情を表して、助けを求めて良いのだと励ましてあげる必要があります」ーーロビー・カヴァナ氏、写真家

うつ病の苦しみについて

Christian Hopkins

「心の病で苦しんでいる時、自分の考えや感情はほとんどコントロールできないことを多くのひとはあまり理解していません。うつや不安症の人に接する時、かなりの忍耐が必要になることがあります。しかし、どんなに為す術がないように見えても、これらの病気には対処できます」ーークリスチャン・ホピキンス氏、写真家

強迫性障害への対応について

Dan Fenstermacher

「他の人へのアドバイスとしては、助けを求めて、自分が抱えている強迫性障害の問題について話すことです。一連の考えに閉じ込められ、出られなくなるように感じることがあります。助けを求めて他の人の経験を聞くと、元気が出ることがありますし、今まで考えたことがない治療の機会が開けるかもしれません」ーー ローラ・ラヴァドール氏。写真はアーティストのダン・フェンスターマッハ氏

精神疾患へのスティグマの根絶について

Edward Honaker

「あなたの心があなたであり、心がきちんと働いていないときは恐ろしいものです……。心の病を取り巻くスティグマを終わらせる本当に有効な方法は、苦しんでいるかもしれない人のそばにいてあげることです。他の人がどんなことに耐えているかを本当に知ることは決してできません。実際にできることといえば、優しくして、偏見を持たないことくらいです」ーーエドワード・ホネカー氏、写真家

不安症の症状について

Katie Crawford

「私は(心の病のために)眠るのが怖かったです。一番ひどいパニックに陥ったのは、真っ暗闇の中でした。じつは真っ暗なことが怖かったわけではありません。ごくわずかな光が影を落とすのです。とても恐ろしい影を」ーーケイティ・クロフォード氏、写真家

強迫性障害を持って生きることについて

Dan Fenstermacher

「強迫性障害や不安症の症状が、実際に頭をもたげたのは13歳のときでした。それ以来、どうすれば他の人のようになれるのか、どうすれば『普通』になれるのかを模索しながら人生を歩んできました。『幸せ』でも、『悲しい』でも、『怒っている』でも、『落ち込んでいる』でもなく、ただ『そのまま』でいるのはどのような感じなのだろう、と疑問に思ってきました。考えが頭の中を駆け巡ったり、終わりが差し迫った感じがしたりしない、ただそのままでいるのはどのような感じなのかと」ーーエリカ・アトレヤ氏。写真はアーティストのダン・フェンスターマッハ氏

病気への健康的な対処法について

Christian Hopkins

「私は当時、理解に苦しんだ多くの感情に対応するのに、写真を治療手段として使ってきました。ある感情に支配されていると感じた時は、その感情を頭の中から追い出し、写真に収めるまでは、考えたりまともに集中したりすることができませんでした」 ーークリスチャン・ホプキンス氏、写真家

心の病の受け入れについて

Nathan Milner

「うつ病が、本当にあることをみんなに知ってほしいです。うつ病は命を奪います。みんなこのことを認識しなければなりません……。大変かもしれませんが、回復への第一歩は助けを求めることです。自分の経験を話すことができれば、自分を受け入れることができます。それだけです。恥ずかしく思う必要は全くありません」ーーネイサン・ミルナー氏、写真家

治癒について

Joel Robison for HeadsUpGuys

「うつ病について話せば話すほど、この病気を取り巻くスティグマはなくなっていきます。うつ病には正面から取り組まなければなりません……。心臓病や糖尿病に自力で対処しようとは思いませんよね。うつ病も何ら変わりません」ーージョシュア・ベハリー氏、カナダにある男性のメンタルヘルス団体「ヘッズ・アップ・ガイズ」のプロジェクト・コーディネーター

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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