熊本・宮崎で記録的大雨、4人死亡 土砂災害で生き埋めも(UPDATE)

梅雨前線の影響で、九州各地では6月20日から21日にかけて1時間に100ミリを超える記録的な大雨を観測し、熊本県では上天草市で土砂災害90代の男性が、甲佐町では水路に転落した70代の男性がそれぞれ死亡した。
気象庁

【UPDATE】2016/06/21 14:55

朝日新聞デジタルによると、6月21日午後1時までに土砂崩れなどで男女4人が死亡、男性1人が心肺停止状態で見つかった。熊本県宇土市では生き埋めになったとみられる1人を捜索している。他にも行方不明者が出ている。

【元の記事】

梅雨前線の影響で、九州各地では6月20日から21日にかけて1時間に100ミリを超える記録的な大雨を観測し、熊本県では上天草市で土砂災害により90代の男性が、甲佐町では水路に転落した70代の男性が死亡した。共同通信などが報じた。

朝日新聞デジタルによると、宇土市で2件の土砂災害により3人の生き埋めが確認されて、警察と消防が救助にあたっている。また、御船町でも土砂災害により2人が生き埋めになったが、近所の住民が救助した。

tenki.jpによると、21日未明に宮崎県の綾町付近で1時間に120ミリ以上、小林市付近で約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。また、熊本県では甲佐町で1時間に139ミリの雨を観測したほか、熊本市西区付近、阿蘇市付近など広い範囲で1時間の雨量が100ミリを超えたとみられる。

気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表し、九州では数年に一度しかないような記録的な大雨となり、災害の危険が迫っているとして川の氾濫や土砂災害に厳重に警戒し、安全を確保するように呼びかけている。

22日午前6時までの24時間に予想される雨量は多いところで、九州南部で150ミリ、東海地方で120ミリ、九州北部地方・近畿地方・関東甲信地方で100ミリ、中国地方・四国地方で80ミリの見込み。

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