7月31日投開票まであと3日に迫った東京都知事選は、17年ぶりに分裂選挙を戦う保守陣営同様、共闘するはずだった野党陣営の足並みも揃っていない。
元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は7月28日、野党統一候補の鳥越俊太郎氏を現時点で支援する予定がないことを、Twitterで明らかにした。
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宇都宮氏は2012、2014年の都知事選に立候補し、いずれも90万票以上を獲得して次点だった。今回も7月11日に立候補を表明していたが、野党4党(民進・共産・生活・社民)がジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)の擁立を決めたことを受け、「私が出馬を取り下げることで影響を与えうる」と、告示前日の13日に出馬の意思を撤回していた。
その後、宇都宮氏は、独自に都政を巡る勉強会を開くなど、鳥越氏とは一線を画して活動していた。メディア各社の情勢調査では鳥越氏の苦戦が伝えられるが、応援演説にも一度も立っていない。
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宇都宮氏は27日にブログを更新し、27日午前に鳥越陣営から正式に応援要請があったとして「本日20時、宇都宮が応援要請を受ける政策面などの条件について書面で回答しました」と明らかにしていた。この条件の一つが、週刊誌で報じられた鳥越氏の女性関係を巡る疑惑について説明することだったとみられる。
これについてTwitter上では、賛否両論が飛び交っている。
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一方で鳥越氏は29日、東京・築地市場を訪問した。宇都宮氏は築地市場の豊洲移転中断を、鳥越氏の政策に反映させるよう強く求めていた。
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